犬の飼い主とドッグシッターをマッチングする「DogHuggy」がCAVとガイアックス子会社から資金調達

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DogHuggy

犬の飼い主とドッグシッターさんをマッチングする「DogHuggy(ドッグハギー)」を運営するDogHuggyが、サイバーエージェント・ベンチャーズとガイアックス子会社のシェアリングエコノミーに特化したファンドを運営するGXインキュベートより資金調達を実施した。調達額は非公開となっている。

「DogHuggy」は、2015年3月にドッグシッターの登録を開始。サービスのリリースから1年間は、ホストを集めていたという。以前、本誌が取材した際には目標とするホストの人数は500名ほどだったが、現在集まっているホストは約60名。

犬の飼い主とドッグシッターをマッチングする「Dog Huggy」がCAVから資金調達、シッターの登録を開始

DogHuggy代表取締役の長塚翔吾氏は「ホストは厳選し、質にこだわった」と語る。飼い主がペットを預ける際には、部屋の綺麗さや広さ、ホストの性格や飼い主との初対面における応対の仕方など、様々な要素がチェックされるという。

そのため、ホスト自身もペットを飼っていた経験があり、かつDogHuggyが求める条件をクリアするホストでなければならない。ペットを預かったホストは2時間以上ペットを家において外出してはならないなど、様々なルールが定められている。

飼育経験や民間資格の有無などもチェックした後、写真の撮影も兼ねて長塚氏が直接ホストと顔を合わせている。こうした厳しい条件をクリアした飼育経験が豊富なホストが「DogHuggy」に参加しており、質の高いサービスを提供することができている。

DogHuggyホストと預けられたペットの様子
DogHuggyホストと預けられたペットの様子

一部には、スーパーホストのような存在も登場しており、ユーザに対して高い満足度を与えているそうだ。ホストによって「DogHuggy」に関わるスタンスは異なるが、「多くのホストは生きがいとして関わっている」と長塚氏は語る。

今後、「DogHuggy」は月に何人ホストが増え、1人のホストあたりどの程度のマッチングにつながるかといったことを検証していく。検証が進む中で、「DogHuggy」というプラットフォームがどのような場所になるかも見えてきそうだ。

同社は、GXインキュベートより資金調達を実施したことで、シェアリングエコノミー協会が提供する保険への加入が可能になった。

保険等の整備が進めば、ペットを預けたいと考える飼い主も増えるだろう。現在、集まっている飼い主は1000人ほど。今年中に、5000人の飼い主を獲得することを目標とし、ホストは200名を目標としている。

将来的には、ペットのマッチングだけではなく、デイケアプランやしつけ代行のようなサービス等の提供も検討しているそうだ。「DogHuggy」は、まず関東近郊のエリアでサービスを提供し、サービスを成長させた上でエリアの拡大を図る。

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