GMO-PGが、マレーシアのモバイル決済企業MACROKIOSKに出資

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MACROKIOSK の創業者チーム、Goh 兄弟の3人

マレーシアのモバイルテック企業 MACROKIOSK は、日本の GMO インターネットグループ傘下の GMO ペイメントゲートウェイ(GMO-PG)から、戦略的投資において金額非開示の資金調達を実施したことを明らかにした。

MACROKIOSK は、発表で次のようにコメントしている。

GMO-PG を戦略的株主に迎えたことで、我々はより高いフィールドに行くことができる。東南アジア地域におけるリーダーシップを強化するだけでなく、この投資からは、目に見える形でシナジー効果やビジネス成果が生まれるだろう。我々が抱える18の業界の多様な顧客のニーズを受け入れるため、新しい技術を取り入れソリューションを作り出すにあたって、今回の投資はその速度を加速させてくれるだろう。

MACROKIOSK は2000年、Goh Chee Ken 氏、Goh Chee Heng 氏、Goh Chee Seng 氏の3人の兄弟が創業。モバイル決済プラットフォームへのダイレクト接続だけで、代表的なコンテンツプロバイダーが、東南アジア横断で自社のデジタルコンテンツをマネタイズできるようにする、企業向けモビリティおよびモバイル決済サービスを提供している。

金融、航空、ホスピタリティ、レジャー産業まで、18業界・37カ国で利用されており、現在の顧客数は2,000社以上。インタラクティブ、プッシュ通知、認証、セキュリティという重要分野において、完全にセキュアでスケール可能な企業向けモビリティソリューションを提供している。

MACROKIOSK が営業展開している地域は、オーストラリア、中国、香港、インドネシア、マカオ、マレーシア、フィリピン、シンガポール、台湾、タイ、ベトナム、アラブ首長国連邦のアジア12カ国で、総従業員数は250人以上。

GMO-PG は日本において、日本や東南アジアのEコマース事業者、銀行、代表的な企業に、決済や金融関連サービスを提供する、日本最大の決済サービスプロバイダの一つだ。GMO-PG は、東南アジアの地元銀行や代表的な企業への、Eコマースや決済サービスの提供分野の拡大を模索しており、今回の戦略的投資もそのサービス拡大に道を開くものとなるだろう。

GMO-PG は現在、シンガポール、香港、台湾、マレーシア、タイに5つの現地企業を所有している。また、GMO Global Payment Fund を運営しており、主に決済分野で同社の海外ビジネス展開を進める上で、他社とのアライアンスや協業に取組んでいる。

GMO-PG は、MACROKIOSK に対して今後さらに出資することをコミットしている。

【via e27】 @E27co

【原文】

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