レモネード、エンゲージメント課金対応のインフルエンサーマーケティングプラットフォーム「INFLUENCER ONE」をローンチ

Masaru IKEDA by Masaru IKEDA on 2016.8.22

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Image credit: Lemonade

東京を拠点とするレモネードは22日、エンゲージメント課金対応のインフルエンサーマーケティングプラットフォーム「INFLUENCER ONE(インフルエンサーワン)」をローンチした。INFLUENCER ONE は、マーケティング案件単位でインフルエンサーを招集・発注できるプラットフォームで、案件に関わるインフルエンサーとのやりとりをレモネードに任せてしまえるのが特徴。言い換えるなら、インフルエンサーのクラウドソーシング・プラットフォームだ。

ソーシャルメディアが普及した今日、インフルエンサーマーケティングはコストパフォーマンスの良いマーケティング手段として重宝されているが、マーケティングの発注主にとって、従来のウェブ広告に比べ煩雑で手間がかかる一面がある。インフルエンサーによっては報酬額の個別交渉や作業手順の細かい説明などが求められ、インフルエンサーの管理というシステムでは解決できない作業が残ってしまう。レモネードでは、今年2月のオンデマンド写真素材サービス「INSTAMODEL」リリース後、写真素材に加えてインフルエンサーマーケティングの依頼が増え、企業のインフルエンサーマーケティングにかける時間や工数を大幅に削減したいと考え、INFLUENCER ONE の開発に至った。

INFLUENCER ONE では、インフルエンサーのアサイン、オリエンテーション、マーケティング対象の商品やイベントのやりとり、支払業務などをプラットフォームが代行するため、マーケティングの発注主は、インフルエンサーを個別に管理する必要がなくなる。INFLUENCER ONE はインフルエンサーのマーケットプレイスではないため、マーケティング発注主はインフルエンサーを一覧検索することはできないが、過去のポートフォリオをもとに、マーケティング案件に最適なインフルエンサー群を INFLUENCER ONE がマッチングしてくれる。

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Image credit: Lemonade

さらに興味深いのは、この種類のサービスの多くがインフルエンサーのフォロワー数に応じた課金システムを採用している中、INFLUENCER ONE ではエンゲージメント数に応じた課金、すなわち、ユーザがコメントしたり、リツイートしたり、「いいね」したりした反応ベースで課金するしくみを導入したことだ。これは、いわばウェブ広告におけるインプレッション保証とクリック保証の違いのようなもので、インフルエンスマーケティングにおいても、よりパフォーマンスを保証した形でのサービスが提供できるようになる。マーケティング発注主はニーズに合わせて、フォロワー数課金またはエンゲージメント課金の、どちらかを選択することができる。

INFLUENCER ONE では、当初は INSTAMODEL で集まったモデル(INSTAMODEL 公式モデル300人、一般モデル3,000人)がインフルエンサーの中心となるが、今後徐々にインフルエンサーのクラスターを多様化させ、コスメ・ファッション・食料品をはじめ幅広い商品のマーケティングに活用してもらえるようにしたい考え。インフルエンサーマーケティングをパッケージとして販売している芸能事務所などとも連携していきたいとしている。

レモネードは2015年12月、ウェブサイトの制作会社でサイト制作やインターネット広告の営業部門に従事してきた代表取締役社長兼CEO の石橋尚也氏が設立。今年2月にはシードラウンドでサムライインキュベートから資金調達している。

Masaru IKEDA

Masaru IKEDA

1973年大阪生まれ。インターネット黎明期から、シンクタンクの依頼を受けて、シリコンバレーやアジアでIT企業の調査を開始。各種システム構築、ニッポン放送のラジオ・ネット連動番組の技術アドバイザー、VCのデューデリジェンスに従事。SI、コンサルティング会社などを設立。Startup Digest(東京版)キュレータ。

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