Uberとボルボが提携を発表、自律走行車による配車サービスを今月末に米国でローンチ

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<ピックアップ>Uber and Volvo commit $300 million to developing autonomous cars together

配車アプリのUberがVolvoと提携することを発表した。また、最新車Volvo XC90を使った配車サービスを、今月中に米国ピッツバーグの顧客に対して提供を始める予定であるという。Uberはセミ自律走行車をオンデマンドで顧客に提供するはじめての企業になる。Bloombergの報道によれば、問題が生じないように自律走行車にはドライバーも乗車する。完全な自律走行車にはまだ及ばないものだ。

また両社は3億ドルを投じて、2021年までに完全な自律走行車を開発するプロジェクトに取り組む予定であるという。

Uberが自動車メーカーと提携するのは初めてのことではない。トヨタとも提携しており、こうした自動車メーカーとの提携は今後も増える可能性がある。今回の提携ではUberがVolvoの「ベースの車」を買い、それをUberが自律走行の技術を活用して改造することが決められているという。

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今回の提携によって、自律走行車を開発中のVolvoにとっても、Uberとの提携を通して得られるUberネットワーク上の自動車のデータは、今後の開発の上でも大きな価値をもたらすだろう(UberがVolvoの自律走行車を使用した際のデータに、Volvoがアクセスできるのかどうかは不明だが)。

Uberは2014年から15年にかけて、カーネギーメロン大学のロボティクス・プログラムから自動車開発のエキスパートを引き抜き、自律走行車の開発プロジェクトを加速させてきた。完全な自律走行車の開発に不可欠である世界の道路情報のデータも獲得するべく、大きな資金を投じている。

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