Facebook Messenger、アメリカ国内向けに投票機能とP2P決済の機械学習機能を追加

Ken Yeung by Ken Yeung on 2016.9.28

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9月21日、Facebook Messenger に投票機能が追加、アメリカ国内で利用可能に
Image Credit: Facebook

Facebook の人気メッセージングアプリに2つの新しい機能が追加される。ユーザはチャット内での投票が可能となり、また送金のタイミングを見つけるスマート機能も試験的に開始される。最新機能は今週(原文掲載日:9月22日)iOS と Android で使用可能となるが、今のところアメリカ国内に限定されている。

メッセージングアプリの便利な機能のひとつは、グループ会話だ。しかし、人数が増えればその内容は複雑極まりない。ここで登場するのが投票機能だ。Facebook は、次のように説明している。

どの映画を観るか、どのレストランで食事をするか、お茶会の日取り、次の家族旅行の行き先など、グループを取りまとめて何かを決めたり計画したりするのは大変です。

この機能は2人以上のグループ会話でのみ使用できる。グループの誰でもチャット画面の投票アイコンをタップするか、その他のアイコンをタップして投票機能を選択できる。そして、質問内容と答えの選択肢を入力する。Facebook によると、投票に期限は設けられていないので、投票可能となっていればいつでも回答できるという。

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Facebook Messenger – KLM
Image Credit: Paul Sawers / VentureBeat

同社は Facebook Messenger のグループ会話数は明らかにしなかったが、こういった会話タイプ機能には「積極的な参加者が多い」という。

アプリ内投票は Twitter がプラットフォームにアンケート機能を追加してから1年弱の後れを取っている。しかし、Facebook に投票機能が追加されるのはこれが初めてではない。過去にこのソーシャルネットワークには投票機能が存在していた

投票内容の作成はアメリカ国内のユーザに限られる。現在、この機能は数パーセントの国内ユーザに限定されている。今のところ、アメリカ国外から投票は閲覧できても参加はできない。

2つ目の新しい機能は、以前 Messenger が Uber や KLM に組み込まれた際に使用された、Facebook のチャットアシスト機能と関連するものだ。機械学習テクノロジーが会話で使用される言葉の意味と意図を分析する。現在、同社はこの機能で Messenger 内の送金額が増えるか実験を行っている。

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Messenger でユーザ同士の送金を可能にするため、チャットアシスト機能が使われている。
Image Credit: Facebook

例えば会話で「IOU(I owe you:君にお金借りているよね)」というフレーズを使った場合、Facebook のチャットアシスト機能は、タップすればチャット相手と送金を行えるリンクをメッセージの下に表示してくれる。同社は3月に P2P 決済を導入しており、アプリは取引のタイミングを正しく見計らうことができるまでになっている。ユーザはアプリを閉じることなく手早く決済を完了できるのだ。

このシステムは1つのフレーズにとどまらず、「66ドル返すよ」「チケット代30ドル払わないとね」といった内容でも決済機能が起動する。

会話の分析は以前 Facebook をめぐる論争となったが、チャットアシストはコンピュータが行うものであり、人為的なものではない。同社は Messenger で決済を行っている人数は明らかにしていないものの、この新しい機能はその数を増やすことが目的だと思われる。現在決済手数料は無料で、アプリ内決済は日常的にアプリが使用されるようになったことの証でもある。

投票機能と同様、Facebook の決済トライアルはアメリカ国内に限定されている。

2つの機能はFacebook Messengerの最新版で利用可能だ。

【via VentureBeat】 @VentureBeat

【原文】

Ken Yeung

Ken Yeung

VentureBeat のスタッフライターで、ソーシャル企業やテックイノベーションを取材。以前は、Orange Silicon Valley や The Next Web でベイエリア特派員を担当。

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