乾電池型IoT「MaBeee(マビー)」を開発するノバルス、ニッセイ・キャピタルとみずほキャピタルから1.2億円を調達

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昨年11月にクラウドファンディング・キャンペーンをローンチし、最終的に目標額の12倍以上にあたる640万円あまりを集めた乾電池型 IoT「MaBeee(マビー)」。この MaBeee を開発するハードウェア・スタートアップ、ノバルスは8日、ニッセイ・キャピタルとみずほキャピタルから1.2億円を調達したと発表した。

今回の調達は、ノバルスにとって、インクルージョン・ジャパンからのシードラウンドでの資金調達(金額非開示)に続くものだ。同社では今回調達した資金を用いて、ソフトウェア、ハードウェアの開発メンバーを強化し、MaBeee のアプリケーション開発や新モデルの開発を進め、更にセールス・マーケティングメンバーを加えることで、より一層の事業拡大を推進していくとしている。

MaBeee は単三型乾電池の形状をした IoT デバイスで、ユーザは乾電池で稼働する製品に MaBeee を装着することで、スマートフォンから BLE (Bluetooth Low Energy)経由での操作が可能になる。例えば、乾電池を入れた MaBeee をミニ四駆に使うと、スマホを振るとミニ四駆が走り出したりするような操作だ。2016年8月からは、Amazon.co.jp などのEコマースプラットフォームのほか、コジマ、ソフマップ、ビックカメラなど全国の家電量販店の店頭でも販売が開始されている。

ノバルスは2015年4月、現在代表取締役を務める岡部顕宏氏によって設立された。岡部氏は精密機械大手のセイコーインスツルで、BlueTooth を使って通信をする腕時計の規格「BT-Watch」の作成に関わった人物だ。同社は企業の枠を超えたコミュニティ「ヤミ研(100日ラボ)」を運営しており、Mabeee はそのコミュニティに参加していたエンジニアが「自分の子どもと遊ぶプラレールを簡単にコントロールしたい!」というアイデアからスタートし、製品の開発に至った。

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