IoT向けアプリやクラウド提供のPeople Power、古くなったスマホが使える360度カメラロボット「Presence 360」をリリース

SHARE:
presence-360
Presence 360セキュリティカメラは使わなくなったスマートフォンを活用する.Image Credit: People Power

パロアルトを拠点とする People Power は本日(9月13日)、使わなくなったスマートフォンを360度監視セキュリティカメラロボットに利用する通称「Presence 360」を発表した。

カリフォルニア州パロアルトを拠点とする同社のセキュリティケアアプリでは、使わなくなった iOS や Android スマートフォンを活用して家の中をくまなく監視できる。古いスマートフォンを360度回転するセキュリティカメラロボットに組み込むことで、通常は目の届かない所まで見渡すことが可能だ。

People Power はモノのインターネット(IoT)用アプリ、クラウドやモバイルサービスを提供するサービス会社だ。Presence 360は People Power の無料アプリ Presence に統合されており、すでに8,000万回以上も Presence ビデオアラートの送信に使われている。

Above: Presence 360 app shows you what security coverage you have. Image Credit: People Power
Presence 360のアプリで監視範囲を確認できる.Image Credit: People Power

使わなくなったスマートフォンに Presence アプリをダウンロードし、Presence 360のアームスタンドに取り付けてみよう。ロボットはゆっくりと回転して動き、利用者の不在時に動くものを感知した場合はアラートを送信してくれる。

従来のセキュリティカメラは高価なうえ、一点の静止画しか見られないのでカメラから見える範囲以外では何が起こってもわからなかった。Presence 360では、パン・チルト360度回転で全方向を見ることができる。

Above: You can attach an old phone to Presence 360. Image Credit: People Power
Presence 360に接続するのは使わなくなったスマートフォンでよい.Image Credit: People Power

ユーザは各地点でカメラが静止する時間の長さも指定できる。Presence 360は自動的に監視点を切り替えて侵入者やアクティビティを検索し、動くものを検知した場合は即座に録画を開始する。

People Power の CEO で共同設立者の Gene Wang 氏は声明文でこう語った。

テクノロジーがオフィスワーカーの生産性に大きく貢献する今の時代でも、留守中の家で何が起こっているかを教えてくれるテクノロジーには大きなニーズがあります。

複雑で高価な家庭用監視システムに費やすお金があれば別ですが、何が起こっているかは手遅れになった時初めてわかるものです。このように見えない角度を見えるようにすることで、Presence 360は人々に心の平和をもたらし、ライフスタイルセキュリティの新時代を切り開いていくのです。

People Power は2009年に設立された。

【via VentureBeat】 @VentureBeat

【原文】

Members

BRIDGEの会員制度「Members」に登録いただくと無料で会員限定の記事が毎月10本までお読みいただけます。また、有料の「Members Plus」の方は記事が全て読めるほか、BRIDGE HOT 100などのコンテンツや会員限定のオンラインイベントにご参加いただけます。
無料で登録する