腰痛患者の適切な治療院選択を支援する「ポケットセラピスト」のトライアル版がリリース

by Junya Mori Junya Mori on 2016.9.20

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京都に拠点を構えるスタートアップ、バックテックがユーザに最適なエクササイズや治療院選択の支援を行うサービス「ポケットセラピスト」のトライアル版の提供を開始した。トライアル版のリリースに合わせて、サイバーエージェント・ベンチャーズを引受先とする第三者割当増資を実施したことを明らかにしている。

「慢性疾患による労働損失調査」によると、「腰痛・首の痛み」が最も労働損失を生じている症状だという。本誌の読者の中にも、腰痛や首の痛みに悩まされている人が多いことだろう。

腰痛に悩まされる人々が多く存在する一方で、腰痛に対する正しい情報は少なく、最適な対策ができないでいることが多い。バックテックが開発している「ポケットセラピスト」は、腰痛を抱える人々に対して、最適なソリューションを提供する。

「ポケットセラピスト」は、京都大学大学院医学研究科の研究成果である腰痛タイプ判定アルゴリズムを用いて、ユーザーに最適なエクササイズの提案や腰痛タイプに合わせた優良治療院を紹介する。

ユーザは「ポケットセラピスト」を用いて、まず腰痛に関するセルフチェックを行う。状態とニーズが判明した後は、最適な治療院とのマッチングが行われる他、Skypeで専門家の相談も可能だ。Skypeでの相談のみ有料となっている。

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軽度の症状であればユーザが自分でケアすることができるが、重度だと専門家による治療が必要となる。「ポケットセラピスト」は、重度の症状の人々をターゲットとして開発されている。

バックテック代表取締役の福谷直人氏は、過去に理学療法士として腰痛患者と接していたが、臨床では治療できる人数に限りがあることに課題を感じた。その後、京都大学の大学院で研究に取り組んみ、臨床で得られた生の知見と京都大学大学院医学研究科の研究成果を応用して『ポケットセラピスト』を開発した。

「ポケットセラピスト」は、まず京都府、大阪府、兵庫県に限定してサービスを展開する。エリアを限定してサービスを改善しながら、機能追加、優良治療院拡充を行っていく。

福谷氏によれば、同社は2017年度には従業員の腰痛が課題となっている企業向けに法人向けサービスの提供を開始する予定だという。健康経営に関連するサービスの中でも、オフィスワーカーの課題として実感されやすい腰痛をテーマとする「ポケットセラピスト」は、法人にも受け入れられやすいだろう。

腰痛は一度治療に足を運べば完治するものではない。「ポケットセラピスト」は、今後ユーザーの腰痛タイプやライフスタイルに応じて継続的に腰痛対策支援が可能になる機能を開発する他、スマートフォンアプリの開発等を予定している。

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