ハードウェアからコンテンツへと移行する中国のVR投資

by TechNode TechNode on 2016.10.30

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Image Credit: TechNode

ハードウェアよりも高品質な VR コンテンツを探し求める中国の投資家たちが増えている。

中国では、VR のハードウェアに対する投資は2015~2016年に行われた投資全体の78%を占めている。しかし、北京にある VR コンテンツプラットフォームの87870調べでは、ハードウェアの取引は2016年8月に30%まで減少し、より多くの投資がコンテンツに対して行われた。

87870の COO、Junhan Ahn(安峻漢/안준한)氏はこう話す。

VR ハードウェアに対する投資は過熱しています。投資家は VR コンテンツの投資へ急速に移行しています。中国には約3,000のオフライン VR アーケードが存在し、よりクオリティの高いコンテンツが求められています。

2015~2016年における VR への投資総額は40億人民元(5億9,300万米ドル)に達した。2016年第1四半期における投資額はピークに達し、前四半期から20%増加した。

ちょうど中国では GooglePlay が締め出されているため、非常に多くの中国企業が Android 市場に参入しました。市場では多くの VR プラットフォーム企業が VR コンテンツで優位に立つべく競うことになるでしょう。ほとんどの投資はハードウェアとコンテンツですが、ソフトウェアや産業用アプリケーション、そしてプラットフォームといった他のセクターにも十分機会があります。(Ahn 氏)

これまで中国には HTCVive、Deepoon、3Glasses と Baofeng(暴風)といった VR ヘッドセットプロバイダー企業が存在している。Ahn 氏によると、多くの VR ハードウェア企業が製造コストを削減し VR ヘッドセットをさらに手頃な価格で販売しようと躍起になるだろうという。

現在 VR ヘッドセットはマストアイテムではなく、あると良いという程度のものです。従って、十分資金のある大企業が高品質な VR ヘッドセットを提供し、すぐに市場を支配することになるでしょう。中国の小規模ハードウェア企業が大手ハードウェア企業に勝つチャンスは限られています。(Ahn 氏)

87870はゲームと動画両方の VR コンテンツを制作、配信し、継続したサービスを提供する VR プラットフォーム企業である。資金が潤沢な親会社の支援を得て、同社は ChinaJoy や E3、G-Star といった世界的なゲームショーにサロンや後夜祭を提供し、世界中から VR トッププレーヤーたちを呼び込むためオフラインネットワークを提供している。今年6月に開かれた Chinajoy カンファレンスでは、同社のアフターパーティーは日本の Gumi、シリコンバレーの Immersv や Sidekick、インドの Semblance、フィンランドの Reforged Studios といった世界的な VR プレーヤーたちを特集した。

VR は他の産業とコラボしたり協働したりする必要があります。そのため当社は他の産業に機会がないか模索しているのです。(Ahn 氏)

「VR Plus(87870 が提案するVR と他業種の連携計画)」計画の下、87870は従来の市場の企業とコラボできないか検討している。VR を活用できる企業は、エンターテイメント、教育、運転、旅行、不動産、ファッションといった業界だ。現在、同社は中国の最大手家具メーカーと合弁企業を立ち上げている。

【via Technode】 @technodechina

【原文】

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