Grabがインドネシアでバイク向けUberPool型ライドシェアリングを発表

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Photo credit: Grab
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東南アジアの配車サービスアプリ Grab が新機能のバイク向けライドシェアリングサービス GrabHitch(Nebeng)をローンチした。

Grab はブカシやデポック、タンゲランといったジャカルタ近郊都市に住むドライバーが通勤時に近いルートを通る乗客を同乗させ、費用を折半できるサービスだ。ライドシェアリングはインドネシアで一般的に Nebeng と呼ばれている。

UberPool に類似したサービスだが、今のところ Uber はインドネシアでは車の相乗り向けマッチングのみ行っている。

GrabHitch の目的は通勤車両の数を減らしてジャカルタの交通渋滞を緩和することだ。Grab Indonesia のマネージングディレクター Ridzki Kramadibrata 氏は、ジャカルタの通勤がいかに大変なものであるかプレスリリースで述べている。140万人の通勤者の70%近くが自分の車両を使っており、ジャカルタ郊外と市内中心部を結ぶ公共交通機関は本数が少ない。

商業ドライバーは都市部に集中しているので、タクシーのようなサービスを予約するのが困難です。
GrabHitch は長距離のドアツードアライドが必要で、バス・電車とタクシー料金の中間ほどの手ごろな料金を望む乗客に最適なサービスです。(Kramadibrata 氏)

GrabHitch 初乗り料金は1.54米ドルで、1キロごとに8米セントが上乗せされる。

手ごろな価格と効率の良さに加え、通勤仲間を通じた実生活でのソーシャルネットワーキングも GrabHitch の利点だ。Grab Indonesia のマーケティングディレクター Mediko Azwar 氏はこう語る。

GrabHitch ではバイクで単身通勤するドライバーと乗客を結び付け、通勤費用を負担し合えるだけではなく長距離移動の間の話し相手にもなります。

通勤仲間の素性が心配な人のため、よくある「Share My Ride」や「Driver Rating」の他、ドライバーと乗客の双方が同性または Facebook で共通の友達がいる人などを選べるオプションを設けている。

GrabHitch は他の国では車向けサービスも提供しているが、インドネシアの GrabHitch はバイク向けのみとなっている。

【via Tech in Asia】 @TechinAsia

【原文】

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