今年の1月にプライベートベータ版をローンチし、以来600名の顧客を得たのち、Hiveは本日プラットフォームを公開した。(編集部注:原文公開10月19日)
Hiveは、ファウンダーのJohn Furneaux氏いわく「アクションとコラボレーションのプラットフォーム」であるという。チーム向けのこのアプリは、一つのダッシュボード内にメッセージング、チームの目標、個人のTo-doリスト、ファイル共有といった機能が備わっていて、Trello、Slack、Dropoxを一つにまとめたもののような感じもする。
「これはある意味、AsanaとSlackの秘密の私生児みたいなものだと思っています」Furneaux氏はこのように言った。
HiveはMac OSとWindows PC、iOS、Androidのスマートフォン上で利用可能だ。ともによく使われることのある100以上のプログラムを統合している。たとえば、Salesforce、Wordpress、MailChimp、Google Docsといったものだ。
Hiveはタスクを自動化しない。むしろ、現在取組んでいるタスクを理解するように努め、プラットフォーム上で毎回タスクを作成する際には、そのリスクを達成するための手順リストが表示される。タスクの手順リストは、ユーザーがカレンダーイベントを作成したり、検索を実行する際にも現れる。
Furneaux氏は言う。
他の人がやるべきことを知らせる手伝いをする上でスマートになることができると考えています。なので、これまでにプライベート版でDeloitteやCapgemini(コンサルティング会社)、GroupM(広告エージェーンシー)に使ってもらい、最高の方法で物事を進めるための手順のライブラリを開発してきました。
チームは自分自身の手順リストも作成することができる。手順ごとに作成者の名前が表示されるようになっている。
自然言語理解を活用して、キーワードを認識し、Hive ユーザーが「記事を書く」「ブログを書く」「ソーシャルメディアに投稿する」と入力した際にフレーズごとの違いを分析する。
目的に大きな違いがない場合でも、たくさんの異なるタスクが存在します。私たちはその違いを捉えて、アドバイスを与えたいのです。まさに、それがマシーンラーニングが活用される部分です。取組んでいるタスクとそのためのベストな手順をマッチングします。
彼はこのようにコメントする。
10名以下のチームはHiveを無料で利用できる。統合できるアプリの数が無制限のプロフェッショナルバージョンは月額8ドルだ。
ニューヨークに拠点を置くHiveは2015年に創業し、8人の社員がいる。昨年、Tribeca Venture Partnersが主導したシードラウンドで140万ドルを調達した。Google、Grey Venturesも投資家として参加している。
【via VentureBeat】 @VentureBeat
【原文】
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