マネーフォワードがみずほFG、三越伊勢丹HDと資本業務提携、11億円を新たに調達

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マネーフォワード代表取締役社長の辻庸介氏

個人・法人向けに金融サービスプラットフォームを提供するマネーフォワードは10月5日、みずほキャピタル、三越伊勢丹イノベーションズを引受先とする第三者割当増資の実施を発表した。同ラウンドには既存株主であるFenox Venture Capital、東邦銀行と、業務提携先であった 北洋銀行、群馬銀行、福井銀行、滋賀銀行等も参加し、金融機関からの借入金を含めて総額約11億円を調達している。

本件に関する評価額、払込日、株式比率などの詳細は非公開となっている。また、これに伴い、同社はみずほフィナンシャルグループ(以下、みずほFG)および三越伊勢丹ホールディングス(以下、三越伊勢丹HD)と業務提携の検討も開始するとしている。

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みずほFGと同社は2015年から複数サービスで連携を開始しており、今回の資本業務提携を通じて更なる新サービスの共同開発を推進するとしている。また、三越伊勢丹HDとは同グループが展開するカード事業「エムアイカード」とマネーフォワードの個人向け資産管理(PFM)サービスとの連携、例えば相互の送客などから検討を開始するそうだ。

また、増資戦略について今後の方向性を尋ねたところこのような回答をくれた。

「昨年8月と10月に実施した資金調達では、資本提携と業務提携が同時でしたが、今回は、それ以降に協業や業務提携を開始させているみずほFG・群馬・滋賀・北洋・福井の各行からご出資、東邦銀行から追加出資頂いています。これは提携させていただいている金融機関様との協業が順調に進んでいることを表していると考えています。

例えば福井銀行とは6月に業務提携を発表し、共同開発したPFMアプリが9月にリリースされるなど、非常に早いスピードで順調に進んでおり、今後は、今回出資いただいた金融機関との協業を法人領域も含めて更に促進させていただくのはもちろん、より多くのユーザーにサービスを届けられるよう、まだ提携していない金融機関様との協業についても加速していきたいと思っています」(同社広報)。

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