Xenio Systemsがスマート照明とIoTで資金調達

by Dean Takahashi Dean Takahashi on 2016.10.12

Above: Xenio puts Internet of Things sensors into smart lighting. Image Credit: Xenio
Xenioはスマート照明にIoTセンサーを取り入れている.Image Credit: Xenio

LED 照明会社 Bridgelux が展開するスマート照明スタートアップの Xenio Systems がベンチャーキャピタルファンディングで資金を調達した。金額は明らかにされていない。

サンフランシスコを拠点とする Xenio はスマート照明を利用して、映画『マイノリティ・リポート』でトム・クルーズを認識するキオスクの売店のようなものを実生活にもたらすことを図っている。IoT つまり身の回りの物をインターネットに接続しスマート化することを、スマート照明で次世代へと進化させる目論見だ。投資したのは DCM Ventures、El Dorado Ventures や VantagePoint Capital Partners などだ。

同社は自社クラウドベースソリューションをインターネットアプリでコントロールする Bridgelux のスマート照明に組み込むことで IoT の展開を加速できると確信している。Xenio は照明をビーコンとして使い、近くにいる人を感知して通行人に向けて位置情報に応じたプロモーションメッセージを発する。また、相互通信ループでスマートフォンユーザのデータを集め、顧客がすでに利用している業者の広告を提供することもできる。

Xenio は59件の特許を取得しており、また Bridgelux の世界的販売網がある。Xenio 初の商品はビーコンタイプ機能を搭載しているため、省エネ用に購入するスマート照明以外は何もインストールする必要はない。アメリカ合衆国エネルギー省はスマート照明により消費者と企業合わせて約125億米ドルを削減できると期待を寄せている。

Xenio(発音は「ゼニオ」)は短命に終わると思われていた IoT のビジネス活用によって幸先の良いスタートを切った。ターゲットは小売店、病院、空港やオフィスといった屋内商業施設だ。インストールに高額な費用のかかる単体のビーコンハードウェアの代わりに、Xenio はスマート照明をインフラに取り込み、Xenio のクラウド、ソフトウェア開発キット(SDK)やアプリを追加している。

同社は改革を模索している大規模小売店からトラクションを得始めたという。「従来型の実店舗」はインストアナビサービス、情報力の高い身近な広告や必要に応じて買い物客にサービスを提供するなどして再活性化を図っている。その他バーティカルマーケット事例としては病院のヘルスケアモニタリング、事務所の最適化や環境センシングなどが挙げられる。

現在の従業員数は約20人だ。競合先には古参の照明企業 Acuity Brands、General Electric や Philips がいる。その他、Xenio により近い競合の Gooee や Stack、Xicato のようなスマートモジュールスタートアップがいるが、Xenio の鍵となるバーティカルマーケット(小売業やサービス業など)にはさほど重きを置いていない。

Xenio Systems は CEO に IoT のパイオニア Reza Raji 氏を任命した。Xenio の暫定的 CEO であった Mark Teitell 氏はすでに同社を去っている。Philip Lavee 氏は Xenio の販売および市場開発部門のシニア VP に着任する。彼は以前 Bridgelux の戦略販売部門 VP を務めていた。

Bridgelux の新たな親会社となった中国の深圳を拠点とするテクノロジー企業 Kaistar Electronic も Xenio ハードウェアの戦略的製造パートナーとなっている。Kaistar を所有するのは数十億ドル規模の電子製品を製造する China Electronics Company (CEC)だ。

大西洋標準時間午前10時15分訂正:Rembrandt Venture Partners ではなく、El Dorado Ventures が支援会社のひとつである。プレスリリースに誤記載があった。

【via VentureBeat】 @VentureBeat

【原文】

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