人々のための Product Hunt に経営者アシスタント、2017年に注目すべきスタートアップ15選ーーパート2

Ken Yeung by Ken Yeung on 2016.12.31

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編集部注:パート1に続き、2017年に期待しているスタートアップのリストをお送りする。

6:サービス統合プラットフォーム IFTTT

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Image Credit : IFTTT

ネット接続デバイスは引き続き市場を拡大し、日々の生活の一部となりつつある。自動車、料理ハードウェア、冷蔵庫、メッセージングアプリ、クラウドベースのプラットフォーム、さらに Amazon Echo や Google Home など、各社はこういった事象をどのように取り入れるか模索している。

IFTTT が重要な役割を果たす場所はここだ。トレンドに対応するため、彼らはサードパーティの統合サービスを徐々に追加している。Google Assistant で Nest のサーモスタットを設定し監視したり、夜間に Alexa が自宅を安全に保つことができるようになる。メーカーのデフォルト設定に制限されたない人のためにアプレットも使うことができる。

IFTTT の匿名投資家の一人は「Amazon、Apple、Google、Samsung、Microsoft といった企業がこれらのチャネルを積極的に追い求め、IFTTTのパートナーシップを確立していることから、同社は2017年以降、優位な位置を獲得するだろう」と本誌に語っている。

7:グループビデオチャット Houseparty

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Image Credit:Houseparty

Meerkat は潰えてしまったが、その作者はライブビデオの可能性をあきらめていなかった。

彼らの最新作は Houseparty というグループビデオチャットアプリとしてリリースされた。9月に発表されて以来、100万人以上がこのサービスの利用にサインアップしている。Twitter が API アクセスを終了した後、大打撃を受けた企業は復活していたのだ。

Houseparty は、若者とベンチャーキャピタリストの両方の注目を集めている。今月初めに同社は Sequoia をリードとする投資ラウンドで Aleph、Comcast Ventures、Greylock Partners らから 5,000万ドルを調達した。Houseparty はこの場所のパイオニア、というわけではないが確実に成長している。

Skype、Google ハングアウト、さらには Facebook Messenger などのサービスと競合しているが、その魅力はシンプルなところにある。チャットに参加できることを通知すると、最大8人が会話に参加できるようになっている。

おそらく興味をそそられた理由は Meerkat のこれまでのストーリーと、彼らが Facebook、Google、Microsoft などのような大手企業ではないという点だろう。2017年、こういった競争の中で、Houseparty が人気のあるアプリとして残っているかどうか、注目したい。

8:有能な経営者アシスタント Accompany

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Image Credit : Accompany

自身を「個人的なスタッフ長」と呼んでいる Accompany は、Tempo や Sunrise といったスマートカレンダーの要素と Rapportive の機能を組み合わせて、経営者に必要かつ正確な情報を提供することを目指したサービスだ。

元Google の Amy Chang氏によって設立された Accompany は今年2000万ドルを調達し、米国と英国の両方でそのアプリのベータ版を公開している。このアプリは、出席者との過去の会話やその日常、会議トピックに関するニュースレポート、関連するファイルや作成されたドキュメントなど、会議に参加する前に必要なすべての情報を提供することを目指しているという。

ほとんどのスマートカレンダーアプリが買収されたか、消え去ったかのいずれかの後にこのサービスは公開されている。Salesforce は昨年 Temop を買収し、また Microsoft は Sunrise を獲得したこともあり、別のカレンダーアプリをさらに獲得しようという興味を誰かが持ち得るのかという疑問は残る。もし可能性があるとするなら、この Accompany のような特定のニッチに合わせて作られたものじゃないだろうか。

9:人々のための Product Hunt Leaders

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Image Credit : Leaders

LoïcLe Meur氏は Seesmic の起業家として、投資家として、そしてキュレーターとして、常に最新のテクノロジー業界を注視している人物だ。彼と彼のパートナーである Geraldine氏は Le Web カンファレンスを12年間も運営している。

そして今、バーチャルリアリティ、人工知能、チャットボット、デジタル健康などに取り組んでいるインフルエンサーや専門家とのつながりを作るため「人々のための Product Hunt 」を目指す Leaders というスタートアップを立ち上げた。

LoïcLe Meur氏の最高の人を発見したいという情熱に触発され、Leaders は1年前にスタートした。彼は過去に「驚くべきことをやっている、興味深い人を見つけることが大好き」ということを書いている。

同社が注目に値するのは、写真共有アプリケーションやソーシャルネットワークなどの飽和市場や技術に焦点を合わせるのではなく、新興トレンドを探していることにある。これは今でこそ私たちが毎日のように目にするようになったビデオメッセージの初期段階のゲームに Seesmic が参加したことと重なる。

3年間かかって得られた Product Hunt のトラクションのようなものをもし、Leaders が獲得するようなことがあれば面白いことになるのではないだろうか。もしかしたら TED やその他の著名人イベントが彼らの資金で運営されることになるかもしれない。

10:画像認識 Clarifai

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Image Credit : Clarifai

2016年に荒ぶりを見せた人工知能は、2017年には新たな買収や開発が期待されるようになるだろう。Clarifai はそれそのものの価値だけでなく、保有している能力が素晴らしいという点で、今後大きな企業になる可能性を秘めた企業だ。

元 Google Brain のインターンで、機械学習の専門家である Matt Zeiler氏によって2013年に開始されたClarifai は画像認識を専門としており、Unilever、Trivago、500px、Pond5、Curalate などのブランドにサービスを提供している。

今年の初めには同社は開発者が画像認識サービスを簡単にアプリケーションに統合できるようにする新しいツールを提供開始した。 Clarifai はチームを成長させ、独立した企業として継続するために2016年に改めて3000万ドルの資金調達を行っている。

今年は機械学習の分野には興味深い動きが多くあった。例えば彼らの競合である Skymind が300万ドルのシードラウンドを獲得したことや、Salesforce による MetaMind の買収、IBM による AlchemyAPI 買収、Intel による Nervana の買収Ersatz LabsH2O のレイオフなどなどだ。(パート3へ続く)

【原文】
【via VentureBeat】 @VentureBeat

Ken Yeung

Ken Yeung

VentureBeat のスタッフライターで、ソーシャル企業やテックイノベーションを取材。以前は、Orange Silicon Valley や The Next Web でベイエリア特派員を担当。

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