2017年に起こるであろう、AI と音声コントロールに関する7つの予想

by VentureBeat ゲストライター VentureBeat ゲストライター on 2016.12.24

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Image Credit : Microsoft

2016年の他の話題とは異なり、音声対話やAIは私を退屈させない。 2017年にはさらに多くのことが話題になると予想されるため、みな同じ気持ちであることを願っている。ということで今後目(そして耳も)離せない出来事をご紹介しよう。

標準化の登場

標準化と直感的な機能が登場し、またデジタルデザイナーは誰もがその重要性を認識することから、音声対話機能は大幅に進歩すると思われる。今日のAlexaやSiriのようなアシスタント機能との音声対話に対して我々が抱いている一連の定義やモデルは、今後の世界に長きにわたって影響を与えるだろう。

類似事例として、過去20年間のインタラクションのモデルを振り返ってみよう。ウェブの閲覧方法やアプリマーケットで使用する一般的なアイコン、フォーム、ジェスチャースタイル。 これらと同じように音声アシスタントとのやりとりのスタンダードも現れることになる。

音声起動式 AI が検索業界独占状態の Google から王者の椅子を奪う

音声対話体験は、競合他社が検索市場で Google の独占状態を弱めるであろう小さな機会をもたらす。 ほとんどの場合、音声対話は精度の高い検索結果や文脈検索の結果にとどまる。 それが「最高のアルゴリズムが勝利する」といったゲームだとしても、今のアルゴリズムはかなり高性能だ。

誰もが情報を求めて Google に夢中になったように、まだ Google が提供していない音声アシスタントにもすぐ夢中になるだろう。 実際、Microsoft の Bing は現在、Amazon の Echo、Apple の Siri、もちろん Cortana の後に位置している。 私は個人的に Google が歩みをとどめることはないと踏んでいる。彼らもこの分野で懸命に奮闘している。しかし繰り返しになるが、わずかにチャンスはある。 新たな参入者がユーザーの忠誠心を奪うことになっても、私は驚くことはないだろう。

音声入力は乳幼児を抱える両親を支援する

最近子どもをもった、もしくは、その経験はあるだろうか? もしそうでないなら詳しく説明しよう。子供が生まれて間もない両親は手一杯だ。 文字通りに。 音声対話が提供する状況は、幼い子供がいる家庭にぴったりだ。 スムーズに子供を風呂に入れ、食事の用意ができるだけではない。

子供を持つ人が口をそろえて言うのは、幼い子供の近くで携帯電話を使おうとしても、子どもはその手から電話を奪って噛みついて遊んだり、そうかと思えば部屋の向こうにいる猫に向かって飛んでいったりしてしまう、といったことだ。そして、結局携帯電話の買い替えに大金がかかる、ということになる。

つまり、だ。音声機能をどのように改善すればよいか、その方法を知りたい場合は乳幼児を抱える両親に相談をすればいいってことなんだ。

AIとのコミュニケーションを支援するAirPod

Apple は AirPod を Google Glass と同種のものであると見なしているようだが、ネガティブな社会的偏見のリスクは少ないと私は考える。 耳のコンピュータと呼ばれてきた AirPod は、常時オンの状態でいつでも個人がコンテンツに接続できる機会を用意している。 Apple は、少なくとも、光学ウェアラブル技術が成熟するまではひたすら非視覚的なコネクションを最優先事項に据えていくことになる。 2017年には、この新製品が AI をアシストするインターフェースとしてますます役立つようになるだろう。

ブランドのパーソナリティがマルチプラットフォームへ

もし今 Max Headroom が実在したら、2017年に登場するものに感心するするだろう。音声対話や AI が自然な会話に近づくほど、私たちは仮想エージェントに性格特性を適用することができる。 ユニークな個性と、声のトーンをコアブランドと調和させることが大切だ。同様に認識を変える、あるいは新たなオーディエンスを引き付けるため将来的に新しいキャラクターをブランドに取り入れることも重要だ。

いずれにしても2017年にこれらの新しいパーソナリティが音声デビューすることを期待しよう。しかしさらに重要なのは、それらが複数のチャンネル、プラットフォーム、アプリをまたいで行われることだ。 近い将来、デジタル音声体験から生まれた新しいテレビブランドのキャラクターが登場することになるだろう。

ハードウェア周辺機器サポートの登場

現在、Siri は複数のアプリで使用できる。 これは我々が音声対応の未来に向かっていることを明確に思い出させるものだ。ただ、これらの製品の多くがリスニングとスピーキングを想定して設計されていないことが唯一の問題だ。 マルチユース機器のマイクの大半は、人気の Amazon Echo や Google Home スピーカーといった専用機器に質、能力の両面で追いついていない。音声対話ソフトウェア機能を備えた PC デバイスは今後も目にすることになるが、箱に入っているのは不完全なハードウェアだ。Apple が専用周辺機器を販売開始してくれることにも期待する。

CMS がユーザーの声に耳を傾けるようになる

多くの人々にとって思いもよらないことかもしれないが、企業にとっては最初に気づくことの1つになるだろう。主要な Web サイトコンテンツ管理システム(CMS)とデジタル資産管理(DAM)の現状は、消費者の要求からかけ離れようとしている。企業が依然としてテキスト、フォーム、およびイメージ資産を中心にインフラ構築しているからだ。多くの企業は3年から5年後に向けての体制を整えておらず、2017年に彼らが音声対応体験を検証していくにつれて、ギャップが現れ始めるだろう。

それではだめだ。 企業が一連の新しいチャンネル、またインタラクションを通して製品関連のオーディオコンテンツを提供したいなら、近未来に向けて構築を開始する必要がある。今やコンテンツマーケティングクラウドのハブになっている CMS は、コンテンツを多チャンネルで配信できるように進化したのと同様、音声対話を容易にするように進化する必要がある。

【原文】
【via VentureBeat】 @VentureBeat

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