フィットネストラッキング企業「Fitbit」がスマートウォッチの「Pebble」の主要資産を買収、買収額は4,000万ドル以下か

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<ピックアップ>  Fitbit formally announces that it is buying smartwatch maker Pebble

デジタルヘルスとフィットネストラッキング企業「Fitbit」が、スマートウォッチスタートアップ「Pebble」の主要資産を買収することを正式に発表した。取引は、12月6日に締結した。

Bloombergの記事によると、FitbitによるPebbleの買収額は4,000万ドル以下だった。またFitbitは、Pebbleの従業員、とりわけソフトウェア開発エンジニアに対して採用オファーを出しているという。Pebbleの創業者でCEOのEric Migicovsky氏は、Fitbitには参画しない。

昨今、ウェアラブル業界の雲行きが怪しくなってきている。Fitbitの第3四半期の売り上げは低速気味、また本来なら期待できるホリデーシーズンの四半期に関しても、予測を下方修正している。MotorolaやLGといった大手IT企業もスマートウォッチのリリースを先送りし、Microsoftもそのヘルストラッキングバンドの販売を停止した。

2012年にKickstarterで登場したPebbleは、これまでに世界で200万台のスマートウォッチを販売している。Pebbleのソフトウェア資産とスマートウォッチのプラットフォームを買収することで、Fitbitのプラットフォームとエコシステムをより広い消費者に対して拡大していく狙いだ。

これまでに販売されたPebbleスマートウォッチは今後も機能はするが、サポート不在によって、提供機能は削減されていくという。

via. The Verge

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