フューチャーベンチャーキャピタルが、エンジェル投資家団体「Rockies Venture Club」と提携〜日本⇄コロラド州で起業家や投資家の活動支援へ

Masaru IKEDA by Masaru IKEDA on 2016.12.1

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Rockies Venture Club のエグゼクティブディレクター Peter Adams 氏

京都を拠点とする VC 大手のフューチャーベンチャーキャピタル(FVC、東証:8462)は、コロラド州を拠点とするエンジェル投資家ネットワークの Rockies Venture Club(RVC)と提携、日本のスタートアップ、大企業の投資部門や CVC などを対象とした事業進出やディールソース支援の提供を開始すると発表した。あわせて、RVC が提供するスタートアップが投資を受けられる状態(investment-ready な状態)に達することを主眼に置いた、6日間の短期集中アクセラレータプログラム「RVC Hyper Accelerator」を開始する。現時点では、具体的にいつから開始するか、日本のどこで開催されかについては未定としている。エクイティの一部拠出を前提に運営されるため、スタートアップには、このプログラムへの参加にあたり金銭的な費用負担は発生しない模様だ。

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11月29日に京都市内で開催されたイベント「FVC Colorado Innovation 2017」には、アメリカで最も古い31年間の歴史を持つエンジェル投資家ネットワーク RVC のエグゼクティブディレクター Peter Adams 氏が登壇。起業家密度(全人口に対する起業家人口の割合)ではコロラド州がシリコンバレーよりも高く全米でナンバーワンであることを指摘し、スタートアップがコロラド州に進出したり、ここを拠点とするスタートアップに投資したりすることの意義を強調した。コロラド州には、スタートアップが集まる街として、ボルダー、フォートコリンズ、コロラドスプリングス、オーロラ、デンバーなどがあるが、州都のデンバーだけ見てみても、昨年だけでスタートアップ56社に4.2億ドルが出資されている。

<関連資料>

投資家の視点から見てみると、コロラド州はディールフローが非常に多く、TechStarsBoomtown など有名アクセラレータの本拠地が多く、東海岸や西海岸でスタートアップに投資するに比べ、バリュエーションを20〜25%割り引いて出資できるメリットがあるとのこと。

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また、RVC では、月に一度の頻度でデモデイ/ピッチイベントを開催しているが、2017年2月より FVC のサービスを受ける大企業や投資家を対象に、これらを日本からストリーミングで視聴できる環境を提供するほか、投資前のデューデリジェンスレポートやスタートアップとのコミュニケーション支援、RVC のファンドである Rockies Venture Fund を通じた出資、投資後のモニタリングなどのサービスを提供される見込みである。

ここまでお読みいただいていてわかるように、現時点では両者間の提携や実施内容は確定しながらも、詳細はこれからの調整事項という段階だ。来年のことになると思われるが、THE BRIDGE では追って詳報をお届けしたい。

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RVC とのリレーションを統括する、FVC 執行役員の藤永裕二氏

Masaru IKEDA

Masaru IKEDA

1973年大阪生まれ。インターネット黎明期から、シンクタンクの依頼を受けて、シリコンバレーやアジアでIT企業の調査を開始。各種システム構築、ニッポン放送のラジオ・ネット連動番組の技術アドバイザー、VCのデューデリジェンスに従事。SI、コンサルティング会社などを設立。Startup Digest(東京版)キュレータ。

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