ベルリンの食材・レシピ定期購入サービスHelloFreshが8800万ドルを調達、IPOも視野に

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Image Credit: Flickr user x-ray delta one
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食材とレシピセットの定期購入サービスを提供する、ベルリンのHelloFreshが、8800万ドルを調達したという報道があった。同社はIPOを視野に入れながら、事業開発を進めている。

ドイツのニュースサイトGründerszeneによれば、月曜日にHelloFreshは資金調達について明かしたという。だが、評価額については前回29億ドルであると発表して以来、アップデートしていない。このニュースは、Tech.euによっても報道された

ドイツのRocket Internetによるスタートアップ工場が生んだ製品でもあるHelloFreshは、主にRocket Internetから2015年2月に1億4900万ドルを調達している。2015年9月には、スウェーデンの投資会社であるBaillie Giffordが主導するラウンドにて、さらに8500万ドルを調達した。今回の調達を合わせると、VCからの合計調達額は3億6000万ドルになる。

最新の報道によれば、今回のラウンドにはBaillie Giffordとある謎の投資家も参加しているという。HelloFreshにおけるRocket Internetの持分は53パーセントにまで下がった。

Rocket InternetはHelloFreshの上場をしたいと考えていたが、同社の高評価額に対する懐疑と高いバーンレートが理由で上場の計画を見送ったという報道が2015年11月にはあった。だが、投資家情報のセクションがウェブサイトに設置されるなど、いくつかの動きは2017年のIPOに向けてHelloFreshが進んでいることを示すものだとGründerszene は述べている。

HelloFreshは、2016年の最初の九ヶ月に4億5525万ドルの売り上げがあり、その1年前の同期間の売り上げ2億566万ドルから伸びていることを発表している。だが、損失もまた2016年の最初の9ヶ月間で8019万ドルと、その1年前の6606万ドルから増えている。

【via VentureBeat】 @VentureBeat
【原文】

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