台湾の旅行マーケットプレイスKKday(酷遊天)、アジア各国への拡大に向け700万米ドルの資金を獲得

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kkday

台湾を拠点とするオンライン旅行ディスカバリープラットフォームの KKday(酷遊天)最近シンガポールに進出したばかりだが、このたび Monk’s Hill Ventures と AppWorks(之初創投)がリードしたシリーズ A+ラウンドで700万米ドルの資金を調達した。

香港を拠点とする Mindworks Ventures、Cathay Venture(国泰創投)、香港の Substance Capital も今回のラウンドに参加した。

獲得した資金は KKday の国際展開のほか、アジアのオンライン旅行業界におけるプレゼンス強化に活用される。

2015年初めに台湾で設立された KKday は、旅行体験に特化したポータル。このプラットフォームは世界53都市から6,000以上に及ぶ旅行体験を提供している。対象言語は日本語、韓国語、英語、中国語(繁字体、簡字体)などさまざまだ。

KKday は2015年9月に450万米ドルを調達したシリーズ A ラウンド以降、香港、マレーシア、韓国、日本、さらにシンガポールとオフィスを増やしている。

今年第3四半期、同社の売上は前年同期比で9倍増を記録したという。

設立者兼 CEO の Ming Chen(陳明明)氏はこう語った。

アジアにいる全ての旅行者に最高の旅行体験を提供するのが当社の目標です。

Monk’s Hill Ventures は、東南アジアでポストシードステージにある高成長テクノロジースタートアップに投資するベンチャーキャピタル企業で、AppWorks はアジアで305社のスタートアップと660人の設立者を輩出したアクセラレータ大手だ。

MindWorks Ventures は香港を拠点とする VC 企業で、投資対象は東南アジアと大中華圏に特化している。

Cathay Venture は台湾の大手金融機関 Cathay Financial Holdings(国泰金控、台証:2882)の100%子会社。

Substance Capital は香港を拠点とする公認アセットマネジメント企業で、VC/PE ファンド1つとヘッジファンド3つを抱える。

【via e27】 @E27co

【原文】

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