訂正:記事初出時のタイトルが2016年度単年実績のように見える表記になっておりましたので修正いたしました。
昨年の11月末に本誌でもお伝えしたクラウドファンディング「CAMPFIRE」の資金調達が正式にリリースされた。同社は1月10日、D4V1号投資事業有限責任組合、GMOインターネット、SMBCベンチャー キャピタル、East Ventures、iSGSインベストメントワークス、サンエイト インベストメント、 セプテーニ・ホールディングス、ディー・エヌ・エー、フリークアウト・ホールディングスおよび個 人投資家の谷家衛氏ほか2名を引受先とした第三者割当増資を実施したと発表している。
調達した資金は総額で3億3000万円で、同時に先日お伝えした通り、お金のデザイン創業取締役会長、ライフネット生命の創業期投資家としての顔を持つ谷家衛氏を取締役会長として迎え入れるほか、フリークアウト・ホールディングス代表取締役の佐藤裕介氏と富士山マガジンサービスで CTO を務める神谷アントニオ氏が社外取締役に、データサイエンティスト・オブ・ザ・イヤーの原田博植氏が執行役員 CIO に就任する。
CAMPFIRE がソーシャルレンディング(融資事業)を開始へーー家入氏の目指すクラウドファンディングの再定義「資金集めの民主化」と「富の分配」とは
同社はまた、今回の資金調達に合わせて2016年度のインフォグラフィックも公開しており、支援総額が過去4年間で支援した7億円を大きく上回る16億円に到達したことも伝えている。
本誌では代表取締役の家入一真氏に刷新した経営陣の顔ぶれについてどのような意図があるかコメントを求めているので、届き次第追記させていただく。
追記:家入氏から下記コメントが届いたので追記した。
「佐藤くんは実はキャンプファイヤー初期にめっちゃ手伝ってくれてて広い視点でビジネスに関わってもらえるかなと考えてます。また、アントニオは技術面はさることながら海外や EC の知見を、谷家さんはまさに金融領域のプロでありこれからの分野において大いに力になってもらえそう、ということでこの体制に到達しました。
人工知能というビッグワード的なものをいれるのは悩みましたが、実際、機械学習による審査や成功確率の算出はいま導入しはじめているところで川上(量生)さんもおっしゃってましたが「何が出来て何が出来ないのか」を正しく適切に判断しながら、慎重に研究・導入していきたいと思ってます。
増資に応じていただいたみなさまありがとうございました。いただいた恩はすぐには返さずに(笑、社会に、そして次の世代に繋げていきます」。
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