香りを使った目覚まし時計を開発したSensorwakeの新作は、睡眠を改善するスマート・アロマディフューザー「Oria」

by Dean Takahashi Dean Takahashi on 2017.1.5

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香りで睡眠品質を改善する Sensorwake Oria
Image Credit: Sensorwake

Sensorwake は昨年、香りで起こしてくれる目覚まし時計を開発した。そして今回、香りで睡眠の質を改善してくれるデバイス「Oria」を発表しようとしている。

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このデバイスは、今週ラスベガスで開催されている大規模トレードショー CES 2017 で公表される予定だ。我々は皆、十分な睡眠をとっておらず、研究によれば、睡眠不足は記憶、行動、健康、エネルギー、ストレスレベル、反応に影響を与えることがわかっている。

そのような理由から、Sensorwake は、香りの力で人にエネルギーを充電させてくれるという、スマートかつ直感的で、ユーザの負担にならないデバイス Oria を開発した。

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Sensorwake Oria
Image Credit: Sensorwake

フランスのナントに拠点を置く Sensorswake は、スイスの香料メーカー大手ジボダン(Givaudan)と協業していた。その結果として、ジボダンが特許を持つ睡眠誘発効果がある香りの研究をもとに、市場に出る初めてのデバイスを開発した。

これら特許を取得した香りは、人をリラックスさせ、より速く深く長い眠りへと誘うよう、ジボダンと世界的に有名な睡眠センターの科学研究をもとに開発された。

Oria は2つの特許を取得した香りを用いている。一つは人をリラックスさせ速く眠りへと誘う香り、もう一つは睡眠の質を高めるため、深い睡眠周期についたままさせるため香りだ。香りのデザインは一連の定説や、臨床試験、脳波検査、睡眠日誌、フィリップスの Actiwatch を使った脳反応の結果にもとにしている。

Sensorwake によれば、これらの香りは、平穏な気持ちを招く我々の感情や子供時代の記憶へのつながりをもとに選ばれている。最初の香りは、品質に間違いのないタルクとムスクとともに、パウダー状のバラ、桃、洋梨のアロマを放つ。二番目は、石鹸と白檀をベースとした新しい洗濯物の香りで、よりミルキーで日常を感じさせるにおいだ。

ジボダンの科学技術責任者 Chris Thoen 氏は、発表の中で次のようにコメントしている。

睡眠はいつも我々の日常生活にとって重要だが、人々は仕事や趣味のために睡眠を犠牲にしがちだ。今後、この問題は戦略的なテーマになると思う。神経科学者からなる我々の社内チームと提携関係にある大学は、継続的に我々の香り開発チームと協業し、香りの研究に心血を注いできた。それらを市場に出し、多くの人々の睡眠の質にインパクトを与えるために。

Oria は、毎日使っても2ヶ月ほど使えるリサイクル可能なカプセルを採用している。ナイトスタンドの横に置けば、このカプセルやファンが安らぎを与えてくれるだろう。Oria はそれ単体で動作するが、次期バージョンではアプリやリストバンドなど、睡眠トラッキングデバイスとも接続し、ユーザの睡眠周期の変化に対応が可能になる予定だ。

Sensorwake の 20歳の CEO Guillaume Rolland 氏は、次のように語った。

香りを使って人々がよりよい状況かつムードで起きられるようにした後、我々は香りの力を使って、他にどのような問題を解決できるかを多く検証してきた。

睡眠不足は健康に恐ろしい結果をもたらしかねない。我々は日常生活の中でそれを感じていて、これこそが Oria が解決したいと考えている問題だ。

Rolland 氏はフランス出身のやり手の青年実業家で、Mountain View で2014年に開催された Google Science Fair で、彼のガレージから生まれた香りを使った目覚まし時計が「世界を変える大発明」のトップ15に選ばれた。

同社は資金調達をしているが、その金額については開示していない。現在、10人の社員がいる。

【via VentureBeat】 @VentureBeat

【原文】

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