非可聴域の音波でターゲット広告を配信するマレーシアのVAVが55.7万ドルを調達

by Tech in Asia Tech in Asia on 2017.1.11

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VAV YouTube チャンネルのスクリーンショット

マレーシアの音声技術企業 VAV は本日(1月5日)、Intres Capital Partners が管理する Axiata Digital Innovation Fund から55万7,000米ドルを調達したと発表した。

調達した資金は、同社音声ベースソリューションのマレーシアでのローンチと中国など他国マーケットへの展開に活用される予定だ。

VAV は、非可聴域の音波を用いてアクション可能なメッセージをスマートフォンに送信し、企業がコンスーマと新たな方法でやり取りできるようにしている。音波を伝達するAVコンテンツのメディアは、テレビ、ラジオ、ウェブサイト、Facebook、YouTube など種類を問わない。

例えば、放送会社は VAV の音声信号を番組に埋め込むことで、放送中に視聴者のスマートフォンへ広告やコンテストなどの通知を送ることができる。スマートフォン側にも放送会社かサードパーティ製の VAV 対応アプリがインストールされている必要がある。

同社執行役員会長の Wan Kamarul Zaman Wan Yaacob 氏は次のように語っている。

今回のタイムリーな資金調達により、VAV は VAV ソリューションのマーケティングを迅速に加速させ、より多くのメディア企業が広告キャンペーンを増強させられるようになります

VAV のアプリにより、企業は自社のキャンペーンを最適化でき、また、キャンペーン結果を追跡して、リアルタイムでその効果を測定することが可能になります。

しかも、これは広告に限ったことではない。共同設立者の Alden Leong Qi Wen 氏によると、放送会社が VAV を使って「セカンドスクリーン体験」を視聴者に届けられるという。

つまり、放送会社は、広告以外の任意のメッセージ、例えば災害がどこで起きているなどといったことを視聴者に送ることができます。コンテンツを送信するアプリがその放送会社の VAV 対応アプリであろうとサードパーティのアプリであろうと、視聴者が受け取るコンテンツの内容は企業側が決められるのです。

VAV は2つの方法でマネタイズしている。同社音声技術を利用するクライアントからのライセンス料と、VAV 通知での広告から発生した利益のシェアリングである。

Alden 氏は、同社が昨年、企業ユーザと初めて支払い契約を結んだとしている。

Axiata の出資以前に、同社は約11万1,000米ドルを Unit Peneraju Agenda Bumiputera から、また別に約11万1,000米ドルをマレーシアの Cradle Fund から調達している。

【via Tech in Asia】 @TechinAsia

【原文】

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