Tencent(騰訊)のライブストリーミング・ドローン「Ying(空影)」開発のZeroTech(零度智控)が大量レイオフ——開発スケジュールに影響か

Tech in Asia by Tech in Asia on 2017.1.6

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ライブストリーミング・ドローン「Ying(空影)」で撮影を楽しむ人々
Image credit: Tencent(騰訊)

中国のテック巨人 Tencent(騰訊)初のライブストリーミング・ドローン「Ying(空影)」を作るパートナー企業が、トラブルに見舞われているかもしれない。先週金曜日(12月30日)、北京を拠点とする ZeroTech(零度智控)は全従業員の4分の1にあたる134人をレイオフした。同社はレイオフの主な理由として、高い営業費と過剰雇用、コアメンバーや中間管理職の不足を挙げている。

ZeroTech の創業者で CEO の Yang Jianjun(楊建軍)氏は、中国版 Quora にあたる「Zhihu(知乎)」に次のようにコメントを記した。

2016年において私が恥を詫びなければいけない人々は、同僚、サプライヤー、パートナー、投資家、家族、そして、私自身だ。今日のところは失敗、でもいつか実現したい。

彼は2017年には、レイオフしないことを約束した。

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Tencent(騰訊)と ZeroTech(零度智控)が共同開発したライブストリーミング・ドローン「Ying(空影)」
Image credit: Tencent(騰訊)

ZeroTech のレイオフは、中国の消費者向けドローン業界の競争が激化した結果かもしれない。昨年、Hover Camera や DJI の Mavic Pro などの、写真や動画撮影を目的とした小型で折り畳みできるドローンが人気を博した。

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テスト飛行中の Dobby
Image credit: Tencent(騰訊)

Ying とは別に、ZeroTech は Dobby という iPhone 7 PLus と同じ重さの折り畳み可能なポケットドローンで競争に参入している。South China Morning Post(南華早報)に語ったアナリストによれば、DJI は消費者向けドローン市場の70%を掌握している。

2007年に固定翼のドローン会社としてスタートした ZeroTech だが、ビジネスを消費者向けドローンやクアッドコプター(四翼式ドローン)への移行させる中で、同社のレイオフは事業を Dobby に絞り込むことを意味するのかもしれない。同社は9月に、シリーズBラウンドで Qualcomm Ventures などから2,160万米ドルを資金調達している。

昨年の CES でベールを脱いだ Tencent のライブストリーミング・ドローン Ying は、出荷が延期されたことで、その将来がやや不確実になったように見える。Ying の予約注文販売は10月末にローンチし、ユーザが WeChat(微信)や QQ に直接ライブストリーミングをアップロードできるスマートフォンアプリも付属していた。しかし、ZeroTech のレイオフのニュースにより、Ying の追加開発は遅延する可能性がある。

ZeroTech の共同創業者で CFO の Shi Shengqīng(史圣卿)氏によれば、同社と Tencent は2015年に Ying の開発をはじmた。Tencent は Ying のソフトウェアつまりアプリを担当し、ZeroTech はハードウェアを担当している。

Shengqīng 氏は昨年10月、Tech in Asia に次のように語った。

ドローンに関心を持つ大企業は非常に多いが、この市場に参入する術を持っていない。

仮に、Tencent の全チームが、ソフトウェアのバックグラウンドしか無かったとしよう。

ハードウェアに対する彼らの理解は、少し理想が過ぎるところがある。インターネット企業がハードウェア企業と提携したとき、その種の問題が生じるものだ。

本件については ZeroTech と Tencent の両社に連絡を取っており、回答があれば本稿を更新したい。

【via Tech in Asia】 @TechinAsia

【原文】

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