モバイル向け拡張現実ホログラムを開発する8i 、2700万ドルをTime Warnerなどから調達

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上:アプリHoloは、スマートフォン上で拡張現実を見せる。
Image Credit: 8i

拡張現実ホログラムを開発するテックスタートアップの8iが2700万ドルを調達したことを発表した。メディア、テクノロジー、通信業界の戦略的投資家が参加した。同社は、一般消費者向け拡張現実モバイルアプリで、面白いホログラムでユーザーが表現できる「Holo」も発表した。

今回の調達ラウンドは、Time Warnerが主導しており、Baidu、Hearst、Verison、One Ventures、Seed & Speed、既存の投資家が参加している。

「多くの一般消費者が、自分のスマートフォン上で新しいコンテンツを拡張、混合、制作している中で、モバイルはホログラムを普及する上で圧倒的な機会を有しています」と8iのCEO、スティーブ・レイモンド氏は発表でコメントした。

「メディア、テクノロジー、コミュニケーションの分野のリーダーからの支援と戦略的な専門知識を得られることを非常に嬉しく思っています。私たちのテクノロジーを世界中の消費者に届けるにあたって、今回のグローバルな調達ラウンドを通じて、米国、中国、欧州、オーストラリアの投資家と提携することを楽しみにしています。」

アプリ「Holo」は、Google Tandoが動作するデバイスであるLenovo Phab2 Pro上でアーリーベータ版のテストを行っているところだ。2017年後半には、主要なコンテンツ提携とプログラムを組んで、アプリをローンチしたいと8iは計画している。

8iはこれまで4100万ドルを調達している。今回は、Baiduが最近設立したファンド Baidu Venturesを通じて初めてVR/AR分野に投資したケースとなる。Time Warnerの投資マネージングディレクターのスコット・レヴィーン氏は8iの役員に加わる予定だ。

8iは2014年にニュージランドのウェリントンとロサンゼルスで創業した。

(本記事は抄訳です。)

【via VentureBeat】 @VentureBeat
【原文】

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