サンフランシスコ発個人間融資サービスのSoFi、5億ドルの大型資金調達を実施中

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Image Credit: SoFi Facebook page

お金の貸し手と借り手をつなぐオンラインマーケットプレースを開発するSoFiが、今回追加で5億ドルの資金調達ラウンドを行っていることを本日発表した(編集部注:原文掲載2月24日)。プライベートエクイティファームのSilver Lake Partnersが本ラウンドを主導している。

サンフランシスコに拠点を置くフィンテック企業である同社は、2011年に創業した当初は学生向けの融資を提供するところからスタートした。その後、個人間融資、住宅ローン、生命保険にまでサービスを拡大させている。

SoFiのコーファウンダー、CEOであるマイク・カグニー氏は「私たちは人々が金融サービスに期待するものを理解しているので、大きな成長をSoFiで遂げることができました。ユーザーは、スピード、透明性、自分の関心と一致していることを求めています」と述べる。

ここ1年で大きな成長を遂げたと、SoFiはいう。2015年に50億ドルだった融資額は80億ドルになり、会員も同期間で10万から22万5000名に成長したとのこと。現在の同社の評価額は43億ドルだ。

従来のVCではなく、大手プライベートエクイティファームのSilver Lake Partners が今回のラウンドを主導していることは注目に値する。SoFiは昨年のIPO候補だったものの、こうしたプライベートの現金が入れば、同社はしばらくの間、個人企業でいることが可能になるだろうと憶測されている。

私たちが2013年にカグニー氏に取材した際には、彼は上場の計画はあるが、急いではいないと話していた。SoFiの広報担当者いわく、今回の調達ラウンドが同社のIPOの計画に影響を与えることはないとのことだ。

SoftBankとGPI Capitalが今回のラウンドに参加しており、これまでのSoFiのエクイティによる調達額の合計は19億ドルに達している。今回の資金は、カナダやオーストラリアなど米国外への拡大と新製品の開発のために利用する予定だ。

現在、SoFiの従業員数は750名である。

【via VentureBeat】 @VentureBeat
【原文】

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