スコットランド発TVSquaredが650万ドルを調達、テレビ広告キャンペーンの最適化ツールを開発

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via Flickr by “Kārlis Dambrāns“. Licensed under CC BY-SA 2.0.

スコットランドのスタートアップで、テレビ広告キャンペーンの効果を測定するツールを開発する TVSquared が、West Coast CapitalとScottish Investment Bankより650万ドルを調達したことを発表した。これまでに調達した額の合計は、1000万ドルほどに達する。

2012年にエディンバラで創業して以来、50各国の何百ものブランド、エージェンシー、ネットワークが、もっともエンゲージメントを得られるテレビ枠ともっとも関連性の高いターゲットオーディエンスにリーチする方法を特定するために同社の製品を使ってきたという。

デジタル広告の費用がテレビ広告の費用を昨年はじめて上回ったと言われるが、米国内のテレビ広告の費用は昨年だけでも710億ドルに達しており、グローバルマーケットのサイズは2000億ドルである。

TVSquaredいわく、同社の測定・最適化プラットフォームを通じて、テレビ広告キャンペーンの効果を最大80パーセント改善することができるという。同社CEO・創業者のCalum Smeaton氏は次のようにコメントしている。

グローバルなテレビ広告は驚くべき速度で成長しています。なぜなら、テレビはもっとも効果的なマーケティングチャネルだからです。87パーセントの視聴者が近くの二台目のスクリーンで視聴しています。テレビは、デジタル活動の主要な原動力として、さらに強力な存在となっています。今回調達した資金によって、広告主に対して、最大の反応が得られるようにテレビの最適化を可能にするテクノロジーを提供し続けることができるようになるでしょう。

エディンバラのスタートアップの躍進

ここ1年で、エディンバラのスタートアップ業界の動きが活発になっている。スコットランドの資本が、ロンドンに次いで英国の二番目のテックハブとして浮上しているかもしれない。ファンタジースポーツの大手FanDualと旅行検索大手Skyscannerは、1週間の差でエグジットの計画を昨年11月に明かした。Skyscannerは中国のCtripに17億ドルで買収され、FanDualはライバルのDraftKingsと合併する予定であると公表している。

今年のはじめには、Facebookがエディンバラに拠点を置くVRオーディオスタートアップのTwo Big Earsを買収したDMA Designを前身とするエディンバラに本社を置くRockstar Northが制作したゲーム、グランド・セフト・オートのプロデューサーLeslie Benzies氏をリード投資家として、エディンバラのオーディオテクノロジー企業Krotosは資金調達ラウンドを終えている。

(本記事は抄訳になります。)

【via VentureBeat】 @VentureBeat
【原文】

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