AI(人工知能)を専門としたインドのベンチャーファンド pi Ventures の1,300万米ドルにおよぶ資金調達を実現するため、テック業界の錚々たる面々が集まった。Flipkart の Binny Bansal 氏、MakeMyTrip の Deep Kalra 氏、Zomato の親会社 Info Edge の Sanjeev Bikhchandani 氏、Infosys の元トップである Mohandas Pai 氏らだ。
総額3,000万米ドルの目標は今年中に達成される見込みだ。
pi Ventures は Manish Singhal 氏と Umakant Soni 氏によって設立された。同社の投資対象は、AI、マシンラーニング、IoT を活用して医療、物流、小売りおよびフィンテックの問題を解決することに焦点を当てたアーリーステージのスタートアップだ。この VC はベンガルール(旧称バンガロール)に拠点を構え、当該ファンドを通じて3年から4年にわたり18〜20組のスタートアップに投資する計画だ。
e コマースなどの顧客サービスが勢いを失って以来、人工知能はテック業界において急速にホットな分野になった。Google や Facebook のような世界的な大企業も、ディープマシンラーニングと AI を使ったアプローチを試みている。そのため投資家は、この分野で知見にあふれたスタートアップへの投資に熱心だ。
インドはテクノロジー業界における「世界の裏方」というイメージがあったが、もはや過去のものとなりつつある。投資家は同国でも新世代の技術を支援するタイミングを狙っている。
pi Ventures はこれまで、医療とエネルギー効率の分野において、SigTuple、Zenatix、ten3T の3つの企業に投資してきた。
pi Ventures の設立者である Manish Singhal 氏は次のように語った。
多くのデータと素晴らしいデータサイエンスの人材を有していることを考えれば、インドは AI レースのダークホースだと言えます。(中略)AI によってインドが飛躍的に成長するための一翼を担えることができれば嬉しいです。
【via Tech in Asia】 @TechinAsia
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