SXSW 2017 Interactive現地レポート〜Cyber Teleportation Tokyoなど

by Masaru IKEDA Masaru IKEDA on 2017.3.20

オースティンの街を歩いていた goPuff 3人娘。青いヘアーウィグが一際鮮やかだったので、写真を撮らせてもらった。goPuff は、モバイルアプリで欲しいものをお願いすると、30分以内に届けてくれるオンデマンドサービス。全米17都市でサービス展開中とのこと。

本稿は、SXSW 2017(サウスバイサウスウエスト 2017)の取材の一部である。

10日間にわたって続いた宴もようやく終了。年に一度の熱狂に湧いたオースティンにも再び静寂が戻る。SXSW Interactive も3日目を過ぎたあたりから、街には次の SXSW Music に参加する音楽関係者が増えてきて面白い。

この時期に町の随所で繰り広げられるミートアップに出向いてみると、アーティストやミュージシャンはもちろん、世界中から集まったプロモーターやエージェントなどから、さまざまなことを教えてもらえる。スタートアップ業界に身を置くと、「革新的な差別化要素」とか「指数関数的な成長」みたいな用語をよく耳にするが、世界の音楽業界には、また違った形での進化や成長の苦悩があるようで、アメリカ南部の心地いい気候の中、オープンエアでビールを片手に彼らの吐露する言葉に耳を傾けるのも新鮮である。

さて、1日目のスナップショットの記事SXSW Interactive Innovation Awards の記事を上げてから、その後のアップデートを書いていなかったのでまとめてみた。

NTT の Japan Factory で深夜に開催された Cyber Teleportation Tokyo。通常、長距離を衛星回線やケーブル回線で接続するとレイテンシー(信号遅延)が発生するが、この日は、NTT が開発したイマーシブテレプレゼンス技術「Kirari!」と低遅延通信技術を使ってオースティンの Japan Factory と東京のスタジオを結び、オースティンにいる DJ starRo 氏の演奏にあわせて、東京で歌手やダンサーがパフォーマンスをし、その映像と音声をオースティンに戻して、あたかも Japan Factory の会場内にいるかのように再現するというデモンストレーションを行った。

会場のキャパシティで都合で50名しか入れず、遅い時間帯にもかかわらず多くの人々があふれた。別室に同時中継されたディスプレイの周りにも人だかりができ、参加者の関心の高さを伺い知ることができた。

コンベンションセンターだけでなく、街の随所に設けられた特設テントの中でもピッチが繰り広げられていた。アルゼンチン政府が開設した Argentina House ではアルゼンチンのスタートアップが切れ目なくピッチ。聴衆にはアルゼンチンワインが余すことなく振る舞われた。

Panasonic House では、パナソニックの家電領域を中心とした新規事業創出活動「Game Changer Catapult」のブースが展示、我々もよく日本で目にするランドロイドや Bento などが紹介されていた。

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