神戸市と500 Startups、アクセラレーションプログラム「500 Kobe Accelerator」を開催へ——昨年より期間や内容を充実させ活動を本格化

by Masaru IKEDA Masaru IKEDA on 2017.4.10

500 Kobe Accelerator について説明する、神戸市長の久元喜造氏
Image credit: Masaru Ikeda

神戸市500 Startups は10日、東京・渋谷の TECH LAB PAAK で記者会見を開き、7月31日から10月10日の2ヶ月半にわたり、神戸市内でアクセラレーション・プログラム「500 Kobe Accelerator」を開催すると発表した。

500 Kobe Accelerator は昨年開催された「500 Kobe Pre-accelerator」の内容をバージョンアップしたもので、メンタリング期間を従来の6週間から2ヶ月半に拡大。神戸市内で実施される実地でのメンタリングに先立ち、7月31日から8月19日までの3週間はフェーズゼロと位置づけ、オンラインでのメンタリングが実施される予定だ。文字通り、名前から「Pre」が外れたことで、神戸市にとってもアクセラレーションプログラムの本格運用の開始となる。

左から:500 Startups パートナーの Zafer Younis 氏と神戸市長の久元喜造氏
Image credit: Masaru Ikeda

記者会見には、神戸市長の久元喜造氏と 500 Startups パートナーの Zafer Younis 氏が出席。久元氏は昨年の Pre-accelerator にはスタートアップ206社からの応募があり、うち21社がプログラムに参加したと述べた。500 Startups からは期間中、サンフランシスコやシリコンバレーのオフィスからメンバーのべ25人がメンタリングに訪れ、パートナーの Younis 氏をはじめ、EiR(Entrepreneur-in-Residence)2名、Corporate & Government Operations 担当者らが神戸市内に常駐し、プログラムの運営に当たったそうだ。

昨年開催された 500 Kobe Pre-accelerator の模様
Image credit: 神戸市

昨年の 500 Kobe Pre-accelerator からは、先ごろ朝日新聞メディアラボの「Asahi Shimbun Accelerator Program」に採択され「TECH LAB PAAK」第7期デモデイでオーディエンス賞を獲得した、ハンディクラフト特化メディアを運営するクラフルなどのスタートアップが輩出されている。

Younis 氏は、日本には数多くある大都市の中から神戸市を選んだ理由について、成功が難しい協業において、500 Startups と神戸市が互いに協調できたためだと述べ、神戸市が持つ「ローカルの知識やノウハウ」と 500 Startups が持つ「国際的な経験」が合わさることにより、アクセラレーション・プログラムで最大の結果が生み出せるだろうと、今回の活動の意義を強調した。

今日から 500 Kobe Accelerator への応募受付が開始されたのとあわせ、神戸市と 500 Startups は今週、東京、大阪、福岡でメンタリング・セッションのロードツアー「500 Boot Camp」を行う。Younis 氏は、500 Kobe Accelerator についても、500 Boot Camp についても、アメリカ以外の国々では、文化的な違いからか、起業家が自分のやっていることを謙遜しがちな傾向があるため、投資家へのピッチのスキル向上などに注力したいと抱負を述べた。

500 Kobe Accelerator の募集は5月31日で締め切られ、500 Startups と神戸市が参加者を選考する。会場は昨年の神戸情報大学院大学に代え、今年はメリケン波止場近くのデザイン・クリエイティブセンター神戸(KIITO)となる予定だ。

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