VR統計解析ツールの「Virtualitics」、シリーズAラウンドで440万米ドルを調達——人工知能が見つけたパターンをVR空間に可視化

by Dean Takahashi Dean Takahashi on 2017.4.24

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(上)VR 分析ツールを提供する Virtualitics
Image Credit: Virtualitics

VR の開発者にとって、人々が仮想世界の中でどこを訪れているかといった分析は必要不可欠だ。Virtualitics は VR と AR(拡張現実)アプリ用の分析ツールを開発するため、440万米ドルを資金調達した。

カリフォルニア州パサデナに本社を置く Virtualitics は、VR と AR 向けにデータの可視化・分析ツールを開発した。The Venture Reality Fund がリードしたラウンドで資金を調達している。

この資金で Virtualitics は開発チームを拡大し、新機能の追加開発を加速したい考えだ。この新機能とは、VR/AR データの可視化、人工知能、自然言語、機械学習を組み合わせて、多次元関係を分析したり、複雑なデータセットから有意義なデータを抽出したりするものだ。

共同設立者で CEO の Michael Amori は声明の中でこう語っている。

The VR Fund は業界で最も活動的かつ経験豊かな投資機関であり、私たちが探求し、関わり、理解しようとしている分野を発展させることの本質的な価値を理解しています。当社の技術を使えばデータの中から価値のあるパターンを見出すことが容易になります。分野を問わずあらゆる規模の組織が恩恵を受けるでしょう。ビジネスの成果は上がり、コストは低減し、非常に大きな競争的優位をもたらすことが可能です。

Virtualitics のプラットフォームは VR の機能を限界まで生かすため、ユーザは最大10次元までのデータを観察できる。これは複数のユーザで同時に見ることができる VR の仮想オフィスに表示され、データの表示と分析をユーザ同士で共同作業することが可能だ。3D 環境での表示は、従来の方法では深く理解することが難しかった体感、直感、パターン認識といった分野に適している。

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(上)Virtualitics は VR の使われ方を人の目に見える形にしてくれる
Image Credit: Virtualitics

同社のメンバーはカリフォルニア工科大学と NASA のジェット推進研究所(JPL)の出身である。チームには同大学の Center for Data-Driven Discovery の創設者でありセンター長を務める George Djorgovski 氏、Deutsche Bank の元マネージングディレクターである Michael Amori 氏、同大学のコンピュータ科学者で機械学習について15年以上の経験を持つ Ciro Donalek 氏、JPL の Human Interfaces Group のヘッドを務める Scott Davidoff 氏らが在籍する。

The VR Fund 共同設立者でジェネラルパートナーの Marco DeMiroz 氏は声明で次のように述べた。

VR、AR、そして AI の力を使って Virtualitics はこれまでにない方法でビッグデータの可視化と分析を行っています。当社のプラットフォームは柔軟にカスタマイズすることが可能で、データアナリティクスへの依存度が高い様々な産業分野に適用可能です。これにより世界中の市場で非常に大きなビジネスチャンスが生まれるのです。

【via VentureBeat】 @VentureBeat

【原文】

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