旅行スタートアップの国際テックカンファレンス「WIT(Web in Travel)」、6月の日本・北アジアツアーのピッチ登壇チームを募集中

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2016年のピッチで優勝した、ニューヨーク発のソーシャル・トラベルアプリ「Cape」。売れ残った航空チケットを超安価で入手することができる。
Image credit: WIT

WIT(Web in Travel)が2日間にわたって開催するテックカンファレンス兼ブートキャンプ「WIT Startup Pitch」が、WIT Japan & North Asia 2017 ツアーに参加するスタートアップを募集している。Amadeus NEXT が支援するこのイベントは、東京で開催される予定だ。

参加スタートアップには、旅行業界の専門家からコーチされる機会が提供され、この WIT のカンファレンスの機会を通じて、開発したソリューションを発表することができる。

参加にあたっては、スタートアップは設立から5年未満であり、旅行業に関連した企業である必要がある。

上位8チームに選ばれたセミファイナリストには、6月8日開催される WIT Japan & North Asia 2017 でのピッチに向けコーチングが提供される。上位4チームのファイナリストは、6月9日に開催される WiT Japan & North Asia 2017 で行われる決勝ラウンドへの登壇が許される。

決勝ラウンド優勝者には、シンガポールで10月23日〜25日に開催される WIT Conference Singapore、フロリダ州ハリウッドで11月7日〜9日に開催される Phocuswright Conference へのチケットが進呈される。

WIT Startup Pitch は 旅行テックカンファレンス開催に経験が豊富で、これまで12年間にわたり Japan & North Asia ツアーを開催してきた。過去のピッチ参加者は、イベント参加後に大きな成功を見せている。

2013年の WIT Japan Startup Pitch でデビューした旅行体験マーケットプレイスの Voyagin は、その後、楽天に買収された。また、2012年の WIT Startup Pitch でソリューションを披露した BeMyGuest は、2016年の Fast Company が発表した最もイノベーティブな企業トップ50社にランクイン入りした。

BeMyGuest の東南アジアおよびコンテンツ収集責任者の Andrew Tan 氏は、次のようにコメントしている。

WIT は、BeMyGuest に対し、初期の頃にはアクセスできないような機会に多くのドアを開いてくれた。WIT は旅行スタートアップにとって、Expedia や Google のような業界大手に出会うことができ、異なる市場への露出機会を高めてくれる素晴らしいプラットフォームだ。

WIT のプログラムでは、学習やトレーニング、専門家の洞察、新しいトレンドやデータ、一定レベルの市場テストやバリデーションの機会を提供してくれる。WIT のエコシステムは、業界に新しく入って来たチームも古くからいる企業も一致団結した大きな家族となり、提携や協業ができるコラボレーションの環境を作り出している。

2015年の WIT Japan で優勝した、ツアー・アクティビティサービスを提供する Klook は、昨年10月にシリーズAラウンドでの500万ドルの調達に続き、今年3月にはシリーズBラウンドで3,000万ドルを調達した。

参加に興味のあるチームは、ここから詳細を確認することができる。締切は4月14日までで、応募はメールで vera.lye [at] webintravel.com まで連絡してほしい。

【via e27】 @e27co

【原文】

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