クレジットエンジンがSTORES.jpと提携、オンライン店舗のキャッシュフロー改善を支援する「マエガリ」を提供開始

by Masaru IKEDA Masaru IKEDA on 2017.5.8

中小企業や個人事業主向けのオンライン融資サービス「LENDY(レンディー)」を展開するクレジットエンジンは8日、インスタントにオンライン店舗を開設できる「STORES.jp」を運営するブラケットと提携し、STORES.jp 上の店舗向けに融資サービス「マエガリ」の提供を開始した。

マエガリは、オンライン店舗が STORES.jp 上での売上を根拠に手軽に資金を調達できるようにするもの。人気商品を出した店舗にとっては、売上が伸びる一方で、商品の仕入金が先払になるため(売掛払ができない場合など)、運転資金が底をつき商品調達がおぼつかなくなるという問題が避けて通れないが、マエガリでは迅速な運転資金の融資により店舗の商機損失を防ぐ。

機能的には、STORES.jp の店舗向け売上管理画面に「資金を前借りする」ボタンを開設。店舗オーナーはこれをクリックすることで、LENDY のアカウント作成と必要情報の入力を求められる。API 連携により、STORES.jp 上での売上実績がクレジットエンジンに引き継がれ、これをもとに与信や貸出条件が設定される。STORES.jp で一定期間以上オンライン店舗を運営し、売上実績のあるオーナーのみがマエガリの利用可能対象となる。

クレジットエンジンでは、サードパーティーとの API 連携によるオンライン融資サービス「LENDY」を今年1月にリリースしているが、ユーザの流入経路として他社と組むのは、今回の STORES.jp との連携が第一弾。今回は、LENDY の機能を一部カスタマイズし、STORES.jp 向けにマエガリという名前でのホワイトブランド提供している。クレジットエンジンでは、これを皮切りに、さまざまなサービスと連携していきたいと事業拡大に意気込む。

オンライン店舗向けの資金融資サービスとしては、「Amazon レンディング」「楽天 スーパービジネスローン」などが先行している。マーケットプレイスを運営するスタートアップがオンライン店舗向けに融資事業を拡大する動きはあるが、スタートアップにとって、融資業務のために金融庁から免許を取得するのはヘビーなタスクだ。クレジットエンジンと連携することで、スタートアップは本業にリソースを集中したままユーザに新たな付加価値を提供できることになる。

一方、STORES.jp を営むブラケットの光本勇介氏(創業者 兼 取締役会長)は、昨年10月に THE BRIDGE が行なったインタビューで、決済分野への事業拡大に関心を示していた。今年4月には売上翌日入金システム「スピードキャッシュ」、店舗がオンフラインでの機会に短期的にスマートフォンでカード決済を受け付けられるサービス「STORES.jp Payment」をリリースしている。

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