iPad受付システム「RECEPTIONIST(レセプショニスト)」を提供するディライテッドは5月11日、大和企業投資、ツネイシキャピタルパートナーズ、複数の個人投資家を引き受け先とした第三者割当増資を発表した。同社に確認したところ調達した金額は数千万円規模で、払込日や株式比率などの詳細は非公開。
「RECEPTIONIST」はiPadアプリで提供されている受付の来客対応サービス。チャットワークやSlackなどのチャットツールを使用して担当者が訪問客の対応をする。同サービスを使って受付した訪問客の情報はクラウドに保存し、活用することも可能。2017年1月にサービスリリース後、3月にはエンタープライズ版もリリースしている。
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同サービスは10月のベータ版開始から4月末までの間で受付件数2万件を突破している。I-FACEやぱっと受付、Smart at receptionなど類似のiPadを使った企業の受付サービスがある中で、RECEOTIONISTはどのように差別化するのか聞いたところ、同社代表取締役の橋本真里子氏は以下のように答えてくれた。
「iPadの受付システムは確かにありますが、基本的にiPadを内線の回線につなぎ混んでいるものばかりです。それではコストも抑えられませんし、なにより来客を取り次ぐ裏側の運用も全く改善しません。
さらに従来の受付フローではログが残りません。来客の取り次ぎを効率化して、さらにデーターを活用していくことをRECEPTIONISTは目指しています」。
今後、調達資金を人材の獲得に充てる予定で開発や営業、顧客サポートを強化していく予定。
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