中国の配車アプリ大手Didi Chuxing(滴滴出行)がソフトバンクなどから55億米ドルを調達——評価額は500億米ドルにも【報道】

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中国の配車アプリ大手 Didi Chuxing(滴滴出行)は今日(原文掲載日:4月28日)、55億米ドルを超える調達ラウンドを完了したことを確認したと、中国の地元メディアが伝えている

同社は新ラウンドでの投資家やバリュエーションを明らかにしていないが、バリュエーションは500億米ドルに上ると見られている。

調達した資金は、同社の世界進出戦略の強化や最新技術分野への投資に使われる見込みだ。

報道によれば、今回のラウンドに参加した投資家には、Silver Lake Kraftwerk、ソフトバンク、中国招商銀行などがいる。

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Didi は、経営陣が代理委任のもとで議決権を保持しているが、今回の新たな出資者が従来のような議決権を行使できなくなるとの報道についてはコメントしていない。今回の新たな調達ラウンド後、Didi の経営陣の株式比率は、前回ラウンド時の8.4%から7.48%へとさらに希薄化することになる。

Didi Chuxing は、人工知能の有利性を駆使して、インテリジェント運転やスマート交通分野でブレイクスルーを起こす力を既に持っていると述べている。

同社は、優秀な人材を魅了し、コア技術でより多くの投資機会を得るため、シリコンバレーに研究所を設立している

Didi はこれまでに、デットとエクイティの両方で100億米ドル以上を調達しており、これまでの投資家には、Apple、Tencent(騰訊)、Alibaba(阿里巴巴)などのコングロマリットがいる。

【via Technode】 @technodechina

【原文】

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