Harman KardonはMicrosoftとして初挑戦となるCortanaを用いたスマートスピーカー「Invoke」の詳細を追加で公表した。これはAmazon EchoやGoogle Homeなどと競合するものだ。昨年12月に発表されたスマートスピーカーは、カレンダーの管理やスマート・ホームデバイスの制御、音楽再生、ニュース配信が可能だ。
競合他社とは異なり、InvokeはSkypeで電話をかけることも可能だ。このデバイスは2017年秋にマイクロソフトストアで発売される予定だが、当初は米国でのみの販売となる。
5月8日のリリースにおいて、Microsoft社でAI製品部門VPを担当するJordi Ribas氏は次のように述べた。
「Harman Kardon社と提携して制作したプレミアムオーディオのスタイリッシュなデザインと、Cortanaのインテリジェンスを組み合わせたスピーカーにワクワクしています。Cortanaをさらに多くのデバイスに導入することで、ユーザーがどこにいても生産性を高めることが次のステップです」。
新しいイメージとデバイスの詳細は、Microsoftの年次開発者向けカンファレンスであるBuild以前に発表される。シアトルで5月10日から12日にかけて開催されるカンファレンスでは、MicrosoftがCortanaスキルキットとCortanaソフトウェア開発キットをリリースする予定だ。
このソフトウェア開発キットにより、Cortanaをコンピュータやスマートスピーカーをはるかに超える家電製品やその他のデバイスに導入することができる。スキルキットがより多くの開発者やビジネスに利用できるようになり次第、CortanaはAlexa Skills Storeが提供している1万件以上のスキルが利用できるよう、強力な追加機能を提供する予定である。
5月はテクニカル大企業から音声アプリケーションやインテリジェントアシスタントが発表される、忙しく活気のある月になると予想されている。Cortanaのニュースに加えて、来週(※編集部注:原文掲載日は5月8日)はGoogleもインテリジェントアシスタントについてのアナウンスを期待されている。Amazonは、カメラを内蔵したAlexa対応のデバイスであるEcho Lookのリリース後、わずか数週間であるが今月中にタッチスクリーンのAlexaデバイスをリリースする予定だ。
【via VentureBeat】 @VentureBeat
Translated by MachineTranslation+Conyac
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