「カテゴリ特化は年内もうひとつ予定」ーーメルカリ子会社が本やDVD特化のフリマアプリ「カウル」公開

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kauru
メルカリグループ会社ソウゾウが公開したカウルは本やDVDなどに特化

フリマアプリ「メルカリ」のグループ子会社で個人間の買います・売りますをサポートする「メルカリ・アッテ」を提供するソウゾウは5月8日、エンタメ・ホビー特化のフリマアプリ「メルカリ・カウル」(以下、カウル)を公開した。

iOS(iPhone)対応で対応言語は日本語のみ。アプリ利用は無料だが、商品が売れた場合には販売手数料として売価の10%が必要になる。また売上金額の引き出しについてもメルカリ同様、1万円未満については210円の手数料が必要となる。Android版は6月の公開予定。

カウルは本やCD、DVDなどのエンターテインメントコンテンツに特化したフリマアプリで、商品バーコードを読み取るだけで商品情報(タイトルやアーティスト名など)の情報を自動入力してくれるほか、過去の取引情報から売れやすい価格を提示してくれたり、購入履歴からの出品など本やCDなどのリユースに特化した使いやすさを提供している。

また、メルカリとも連動しており、同時出品や過去の取引評価情報の活用、匿名配送などのサービスも利用可能になっている。メルカリのエンタメ・ホビーカテゴリへの出品が全体の22%と活発に取引されていることから、これを切り出してメルカリと連動したカテゴリ特化型のアプリを提供することにした。

カテゴリ特化型のフリマアプリでは本のフリマアプリ「ブクマ!」やチケット特化の「チケットキャンプ」のような極めて近いジャンルのものもあれば、「minne」のようなハンドメイド取引や、そもそもファッション特化で始まった元祖フリマアプリ「フリル」のような存在もある。委託販売というモデルまで広げれば高級ブランド品を扱うRECLOも特化型に入るだろう。

今後もカウルのようにカテゴリ特化したものをリリースする計画があるのか確認したところ、明確にどの内容かはわからなかったが、同様の計画は引き続きあるそうで「今年中にもう1つは出る予定」(同社広報)という回答だった。

さて、次にメルカリが個人間取引、リユースを活性化させるのはどの分野になるのだろうか?

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