ネストエッグの自動貯金アプリ「finbee(フィンビー)」にAndroid版が登場

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インフキュリオン・グループ傘下のネストエッグは22日、銀行の更新系 API 機能を実装した自動貯金サービス「finbee(フィンビー)」の Android 版を公開した。Google Play からダウンロードできる。同社は昨年12月に iOS 版をローンチしていた。

finbee は昨年4月にインフキュリオン・グループが SBI インベストメントの FinTech ファンドから資金調達した際、資金の主な使途として紹介していたサービス開発の一つだ。ユーザが自分の銀行口座と連携し、さまざまな貯金ルールを設定することで、自動的に貯金することができる。

finbee で設定可能な貯金ルール

「つみたて貯金」「おつり貯金」のほか、スマートフォンの GPS と連動して特定の場所を訪れた際に貯金される「チェックイン貯金」や移動距離に応じて貯金される「歩数貯金」、クレジットカードの上限利用予定額と実際支払額の差額を自動貯金できる「空き枠貯金」、家族や友人と一緒に貯金できる「シェア貯金」など、さまざまな貯金機能を提供している。現在、口座連携可能な銀行口座は、住信 SBI ネット銀行のみ。

今年2月には、finbee を用いて貯金した金額の0.1%が還元される「finbee ポイント」のサービスを開始、1ポイント=1円で Amazon ギフト券と交換できるようになった。ネストエッグでは、今後も、スマートフォンが持つさまざまな機能などと連携し、貯金ルールを追加していくとしている。

銀行とフィンテック・スタートアップとの連携においては、従来は参照系 API を使ったサービスに終始していたが、finbee はアプリ側から銀行の口座データを書き換えに行く更新系 API を使ったサービスとして業界初の存在。更新系 API まわりでは、マネーフォワードが今年3月、住友 SBI ネット銀行、みずほ銀行、三井住友銀行と API 連携し、「MF クラウド経費」から企業が社員の口座に経費をワンクリックで振込依頼できるサービスを開始したほか、三菱東京 UFJ 銀行が更新系 API の開放を発表している。

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