Y Combinator支援のKidPass、幅広いアクティビティの提供に向けて510万米ドルを調達

SHARE:
cover-photo-kids-activity-1
Image Credit: KidPass

スマートフォン、タブレット、テレビ、ビデオゲーム、VR ゴーグルにまで広がるデジタル世界から子どもたちを引き離すのは難しい。ニューヨークに拠点を置く KidPass はこの状況を変えるために、アートや工作、キャンプや博物館に関するサービスを扱う子ども向けの会員制オンラインマーケットプレイスを提供している。そして、同社は本日(5月23日)510万米ドルの資金調達を行ったことを発表した。

保護者は KidPass ウェブサイトまたは iOS アプリで、年齢やカテゴリ、場所などの条件からアクティビティを検索し、会員クレジットを利用してアクティビティの予約をすることができる。月額50米ドルの基本プランだと1ヶ月につき10クレジットが付与される。アクティビティは1クレジットのものから、丸一日のキャンプのような10クレジット以上するものもある。

cover-photo-kidpass-activities-grid.png

KidPass は子ども向けアクティビティ版の ClassPass(米フィットネス定額サービス)を目指しており、Gymboree、Kidville、Music Together、Super Soccer Stars、The Craft Studio、Chocolate Works、Museum of Modern Art など、900社以上のキッズアクティビティ提供企業と提携している。共同設立者で CEO の Solomon Liou 氏は声明の中でこう語っている。

2016年のローンチ以来、2万以上のファミリーが登録し、予約アクティビティ数は10万件を超えています。

現在のところ同サービスを利用できる地域はニューヨークのみだが、新たに調達した資金を使って、サンフランシスコ、ロサンゼルス、シアトル、ボストン、フィラデルフィア、ワシントン DC、シカゴなどの都市への展開を予定している。

KidPass は Y Combinator の2017年冬バッチの卒業生で、これまでに総額630万米ドルを調達している。Javelin Venture Partners がリードした今回のラウンドには、新規投資家として FJ Labs と、既存投資家として CoVenture、Y Combinator、TIA Ventures、Bionic Fund、Cocoon Ignite Ventures などが参加した。

KidPass の従業員数は現在10名。

【via VentureBeat】 @VentureBeat

【原文】

BRIDGE Members

BRIDGEでは会員制度の「Members」を運営しています。登録いただくと会員限定の記事が毎月3本まで読めるほか、Discordの招待リンクをお送りしています。登録は無料で、有料会員の方は会員限定記事が全て読めるようになります(初回登録時1週間無料)。
  • 会員限定記事・毎月3本
  • コミュニティDiscord招待
無料メンバー登録