井口尊仁氏率いるDokiDoki、声でつながる〝カフェ的空間〟を提供するソーシャルメディア「Ball(ボール)」を正式ローンチ

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DokiDoki は16日、4月からベータテストしていたモバイルアプリ「Ball(ボール)」を、日米のアプリストアで正式ローンチしたことを明らかにした。iTunes AppStore からダウンロードすることができる。

このアプリはもともと「baby」という名前で公開されていた音声ソーシャルアプリがピボットしたものだ。Ball では、8秒間の音声(ベータテストでは5秒間だった)をキャッチボールするように、グループ内で声を投げ合う体験が提供される。アプリを立ち上げていれば、同じグループ内にいる他のユーザからの自動的に音声が流れてくるしくみだ。

4月からの40日間のベータテスト期間では、100人のテストユーザにより2万件の会話が交わされたとのことで、1日あたりの平均利用時間は7分程度。昨年 SensorTower が発表したデータによれば、Instagram の1日あたりの平均利用時間が15分程度なので、アプリが一般公開されていない時点で、Ball のユーザは Instagram の約半分の時間を利用したことになる。

Doki Doki では今後、Ball の機能や体験改善を行いつつ世界のアプリストアでのローンチを目指し、Ball は音声を使ったモバイルアプリであることから、Amazon Echo やインテリジェントスピーカーを使ったユーザ体験を開発していきたいとしている。同社では今年2月に、学術研究の共同推進を念頭に、プレシードラウンドでで京都大学イノベーションキャピタル(京都 iCAP)から5,000万円を調達している。この研究の共同推進は、今後のユーザ体験の開発にもポジティブな提供を与えるだろう。

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