自動貯金アプリ「finbee(フィンビー)」開発のネストエッグ、SBIインベストメント・三菱UFJキャピタル・SMBC-VCから2億円を調達

by Masaru IKEDA Masaru IKEDA on 2017.6.2

インフキュリオン・グループ傘下のスタートアップで、自動貯金アプリ「finbee(フィンビー)」を開発するネストエッグは2日、SBI インベストメントの「FinTech ファンド」、三菱UFJキャピタル、SMBC ベンチャーキャピタルから2億円を調達したと発表した。調達ラウンドは不明。これはネストエッグにとっては初の資金調達となるが、親会社にあたるインフキュリオン・グループは昨年4月、ネストエッグの finbee の事業を立ち上げる名目で、SBI インベストメントの FinTech ファンド から資金を調達している(調達額非開示)。

ネストエッグは、finbee の iOS 版を昨年12月に、Android 版を今年5月にローンチしている。ユーザが自分の銀行口座と連携し、さまざまな貯金ルールを設定することで、自動的に貯金することができる。現在、finbee 上で設定可能な貯金ルールは、「つみたて貯金」「おつり貯金」のほか、スマートフォンの GPS と連動して特定の場所を訪れた際に貯金される「チェックイン貯金」や移動距離に応じて貯金される「歩数貯金」、クレジットカードの上限利用予定額と実際支払額の差額を自動貯金できる「空き枠貯金」、家族や友人と一緒に貯金できる「シェア貯金」など。ネストエッグでは、今後も設定可能な貯金ルールを増やしていくとしている。

なお、現在、口座連携可能な銀行口座は住信 SBI ネット銀行のみとなっている。

銀行とフィンテック・スタートアップとの連携においては、従来は参照系 API を使ったサービスに終始していたが、finbee はアプリ側から銀行の口座データを書き換えに行く更新系 API を使ったサービスとして業界初の存在。更新系 API まわりでは、マネーフォワードが今年3月、住友 SBI ネット銀行、みずほ銀行、三井住友銀行と API 連携し、「MF クラウド経費」から企業が社員の口座に経費をワンクリックで振込依頼できるサービスを開始したほか、三菱東京 UFJ 銀行が更新系 API の開放を発表している。

5月26日に国会で成立した改正銀行法では、銀行の API 公開を推進する内容が法案に盛り込まれており、今後、銀行とフィンテック・スタートアップとの連携がさらに活性化することが期待されている。

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