韓国の電子書籍スタートアップRidibooks、プラットフォームの規模拡大に向けて2,000万米ドルを調達

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Image Credit: Ridibooks

韓国の電子書籍企業 Ridibooks(Ridi)が、Praxis Capital Partners や ShinHan Finance Investment、Company K Partners が参加したシリーズ C ラウンドで2,000万米ドルを調達した。

同社は今回調達した資金を利用して、電子書籍プラットフォームの Ridibooks、電子書籍リーダーの RidiPaper、およびウェブコミック・連載小説プラットフォームの Ridistory のユーザエクスペリエンス向上を進めていく考えだ。

2009年に設立された Ridi は、昨年の売上を5,000万米ドルと公表している。参考までに、Amazon の電子書籍部門における年間売上は推定で2億6,500万米ドル以上である。

現時点で Ridibooks のユーザ数は250万人を超えており、書籍のダウンロード数も1億7,500万回を超えている。また、2,000社以上の出版社と提携しており、書籍のタイトル総数は78万4,000件にも及ぶ。

Ridistory に関しても、恋愛小説『Under The Oak Tree』が閲覧数100万回を超えるベストセラー作品となっている。

Ridi の事業部長を務める TaeWoo Kim 氏は e27の取材に対し、進出に向けた具体的な計画はまだないものの、東南アジア市場は常に視野に入っていると述べた。

Ridi は他にも、Ookbee などのデジタルコンテンツプラットフォームのようなユーザ生成コンテンツ(UGC)コミュニティを立ち上げる計画はないとしている。

まだ現時点ではプロの作家や出版社、コンテンツ企業との提携が中心ですが、一般ユーザからの作品も受け付けています。弊社宛にお送りいただければ、内容を審査します。(Kim 氏)

【via e27】 @e27co

【原文】

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