本稿は、THE BRIDGE 英語版で翻訳・校正などを担当する “Tex” Pomeroy 氏の寄稿を翻訳したものです。オリジナルはこちら。
三井不動産のベンチャー共創事業「31 VENTURES」が運営する「Clip ニホンバシ」が先ごろ新装オープンした。人工衛星スタートアップのアクセルスペースも、ここに拠点を構えている(Clip ニホンバシの上層階)。このコラボレーションやミーティングが行えるスペースは以前、近くの日本橋の CM ビルにあったが、夕方6時以降はビルが閉まってしまう上、6階にあるというものだった。
現代的なガラスで覆われた施設は、受付、カンファレンスルーム、ロッカースペース、それに小さなカフェ風スペースで構成され、〝社会意識の高い〟スタートアップによって運営されている。ロケーションも主要道路に面しており便利だ。会員向けに90席ほどが利用可能で、大きなイベントが開催されるときは100人ほどが入ることができる。
三井不動産は、秋葉原と東京の北東部にある科学都市つくばを結ぶ、つくばエクスプレスの柏の葉駅前にある KOIL のほか、街中の神谷町や霞が関などにも似たような施設を整備している。アクセルスペースが最初に本社を構えたのも、つくばエクスプレス沿いの街だった。
Clip ニホンバシからさほど遠くないところには、日本橋ライフサイエンスハブもある。近隣には、アステラス、第一三共のほか興和やゼリア新薬といった主要な製薬企業のオフィスが集まっている。武田薬品は、Clip ニホンバシの面する通り(日本橋室町の仲通り)沿いに新しい本社ビルを建設中だ。
Clip ニホンバシへは、東京メトロの銀座線や半蔵門線の三越前駅からも近く、東京駅から一つ目の JR 新日本橋駅の真上にある。JR 神田駅のほか、東京メトロ・都営地下鉄の日本橋周辺の駅からも歩いていくことが可能だ。
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