AeroMobil はスカイカーの実用化が現実に近づくにつれ、アジア市場に注目し始めている。
スロバキアに本拠を置く同社は、ロンドンとブラチスラヴァを拠点とするファンドマネジメント会社、InfraPartners Management から非公開額の資金を調達したことを発表した。このファンドは中国と韓国にもネットワークを持っている。AeroMobil は調達した資金および IPM(InfraPartners Management)との関係の両方が、スカイカーをアジア市場にもたらすのに役立つものと期待している。
CEO の Juraj Vaculik 氏は声明で次のように述べた。
私たちは次世代 AeroMobil スカイカーを発表し、今年のテスト運転機の準備、そして2020年までには最初の顧客に出荷可能にするために全てをかけて集中して取り組んでいます。これまで培ってきた設計工学と技術アプローチによって、このスカイカーを個人レベルの航空輸送の需要増に対応したものにすることができると確信しています。
AeroMobil は、世界初のスカイカーを販売するというありえない競争に参戦する数多くの企業の一社にすぎない。だが同社は、スカイカー(技術的に言えば「垂直離着陸(VTOL)機」)の開発を押し進めてきた。価格はベーシックモデルで約130万米ドルになると予想されている。
この4月に、同社は最初のスカイカー予約受け付けを開始したと発表した。また、より多くの投資家やパートナーを誘致するために、調達した資金を活用して韓国と中国でスカイカーツアーを開始するほか、製品開発の継続とテストにも使用される予定。
同社によると、アジアの多くの都市では交通インフラが不十分で車を走らせるには良い環境ではないために、この地域がスカイカー販売の魅力的なターゲットになるという。
【via VentureBeat】 @VentureBeat
Members
BRIDGEの会員制度「Members」に登録いただくと無料で会員限定の記事が毎月10本までお読みいただけます。また、有料の「Members Plus」の方は記事が全て読めるほか、BRIDGE HOT 100などのコンテンツや会員限定のオンラインイベントにご参加いただけます。無料で登録する