CAMPFIREが支援状況等を与信とする短期融資事業を開始、今後はSNSでの行動も融資判断の材料に

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クラウドファンディングサービスを提供するCAMPFIREは7月27日、支援者の集まり具合に応じた融資事業「CAMPFIREレンディング」を開始した。同サービスでクラウドファンディングを実施したプロジェクト実行者を対象にしたもので、集まった資金と同額か、もしくは100万円を上限にプロジェクト実行に必要な資金を貸し出す。

また同社はこれに伴い、融資事業に必要な貸金業登録(会員登録番号は東京都知事(1)31656号)を完了していることも公表している。

CAMPFIREレンディングを利用するためにはまず、CAMPFIREの会員登録をしている法人格が必要。クラウドファンディングプロジェクトを実行しており、7月28日以降に「All-or Nothing」もしくは「All-In」方式で資金調達に成功していることが条件となる。

上記の条件を満たして、資金融資を受けたい場合はレンディングサービスのフォームから申し込み、決算書、印鑑証明などの必要書類を提出する必要がある。審査を通過した事業者には最短で翌営業日には資金が振り込まれる。貸付利率は10万円未満で上限20%、10万円から100万円未満は上限18%、それ以上の場合は上限15%。返済期間は1カ月から3カ月となっている。

融資に必要な審査には、決算書の情報だけでなくCAMPFIRE独自の支援者数などを加味した「評価型与信モデル」も適用するとし、今後、プロジェクトオーナーのソーシャルネットワークでの評価や行動情報などのデータも追加したアルゴリズムを構築するとしている。

今年の秋からは個人も融資対象とすることを予定しており、年内に数億円程度の融資規模を目指す。

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