転職支援プラットフォームのgrooves、琉球銀行の友好会社・人材派遣センターオキナワと提携——新システムで、沖縄県内の求人案件を収集開始

by Masaru IKEDA Masaru IKEDA on 2017.7.24

左から:grooves 代表取締役の池見幸浩氏、人材派遣センターオキナワ代表取締役の西泰郎氏、琉球銀行法人事業部長の伊志嶺達朗氏
Image credit: 琉球銀行

琉球銀行(東証:8399)、琉球銀行の友好会社 [1] である人材派遣センターオキナワ、転職支援プラットフォームを運営する grooves(グルーヴス)は24日、那覇市内で共同記者会見を開いた。この中で、grooves は人材派遣センターオキナワと提携し、grooves が開発した求人情報流通システム「JOINS(Job Offer Information Network System)」の利用を、人材派遣センターオキナワが開始したことを明らかにした。

JOINS のしくみ

grooves はこれまでに、人材紹介会社ネットワークの「Crowd Agent」、エンジニアパフォーマンス・データベースの「Forkwell」などを提供してきた。今回提供を始めた JOINS は、「不動産における REINS の人材版(grooves 代表取締役の池見幸浩氏)」。人材紹介会社が自社顧客の求人票を JOINS に登録すると、人材紹介会社がその求人票を JOINS 経由で検索することができる。不動産業界において、REINS の導入により客付け不動産会社と元付け不動産会社が分かれていてもビジネスが成立しているように、JOINS では求人案件を持つ人材紹介会社と求職者を持つ人材紹介会社の役割分担を可能にする。

grooves では、JOINS の導入により、地域を超えた優秀な人材の流動性の確保が可能になるという。複数の人材紹介会社がネットワークされることによって、求職者にとっては、さまざまな理由で都市部ではない地域で自分のスキルを活かせるポジションの確保、求人社にとっては、地方では確保の難しい高度人材の確保が実現できるようになる。

grooves では今年3月、大分銀行や広島銀行の VC などから総額2億円を調達しており、この際、地方銀行のネットワークを通じて、第二創業やベンチャー型事業承継というコンテキストにおいて、都市部からの人材流動(Iターン、Uターン)を促進し、地方企業が直面する後継者不足などの問題解決を支援したいと強調していた。今回の人材派遣センターオキナワとの提携の背景には、特にこれらの地方企業の事業承継支援の需要が強く影響しているものと思われる。

grooves では今回の提携を通じ、2017年度内に10名の沖縄県外から沖縄県内への移住を伴う人材確保を目指したいとしている。


  1. 友好会社とは、商法などで定められる一般的なものではなく、琉球銀行グループ内における呼称である。銀行法の制約から、銀行が持分法適用の関連会社や子会社の保有するには一定の条件がある。人材派遣センターオキナワは、琉球銀行の関連会社や子会社ではないが、琉球銀行が遠縁に経営に関与していることを表現するために、友好会社としている。

ニュースレターの購読について

毎日掲載される記事の更新情報やイベントに関する情報をお届けします!

----------[AD]----------