Josh.aiが800万ドルを調達、スマートホーム向けのアシスタントデバイスを開発

SHARE:

スマートアシスタント Josh.aiを開発する JStar が800万ドルを調達し、ホーム用のハードウェアをつくり、Google Home や Amazon Echo などインテリジェントアシスタントを内臓する他のデバイスと競う。

ユーザーは、Alexa で起動するデバイス、Google Home、iOS、Android アプリを通じて Josh に話しかけることができるようになった。

スマートホームアシスタント Josh 内部に入る、JStar 製作中のデバイスのプレビュー

Alexa や Google Assistant のように、Josh を使うとスプリンクラーや照明のようなスマートホームデバイスのコントロールが可能になる。Google Assistant や Alexa と異なるのは、Josh では複数のコマンドを一度に使うことができる点だ。たとえば「Coldplayの曲を流して、キッチンの照明をつけて、ブラインドを開けて」といったように。

技術的には、IFTTT のアプレットを使って Alexa と Google Assistant のコマンドをつなげることもできるが、それには一手間かかる。

人気のインテリジェントアシスタントの多くは、デフォルトでは女性の声を使っているが、Josh.ai は男性と女性の両方の選択肢があるものの、デフォルトでは男性の声を使っている。

Josh.ai の CEO、Alex Capecelatro 氏は VentureBeat からの取材に対して、メールで次のようにコメントしている。

私たちはJoshと男性の声をデフォルトで設定しています。その方がより心地よく感じたからです。サイエンスフィクションのボイスアシスタントの多くが、これまで男性の声でしたし、犬のロゴやペルソナによる私たちのブランディングとも合うものです。

Josh.ai はプライベート・インベスターの名前を明かしていない。今回の800万ドルの資金が加わって、2015年に Capecelatro 氏とコーファウンダーの Tim Gill 氏が Josh.ai をつくって以来、これまでに合計で1,100万ドルを調達している。

現在、同社はロサンゼルスとデンバーのオフィスに、合わせて15名の社員をもつ。今回の資金を活用して、さらに10名の社員を採用する計画だ。

【via VentureBeat】 @VentureBeat

【原文】

BRIDGE Members

BRIDGEでは会員制度の「Members」を運営しています。登録いただくと会員限定の記事が毎月3本まで読めるほか、Discordの招待リンクをお送りしています。登録は無料で、有料会員の方は会員限定記事が全て読めるようになります(初回登録時1週間無料)。
  • 会員限定記事・毎月3本
  • コミュニティDiscord招待
無料メンバー登録