訪日旅行者向けウェブマガジン「MATCHA」が星野リゾートと資本業務提携、千葉功太郎氏も出資

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写真左からMATCHAのCFO森太一氏、代表取締役の青木優氏

訪日旅行者向けのウェブマガジン「MATCHA」は7月3日、星野リゾートと資本業務提携を締結したことを公表した。資本に関する具体的な内容は公表されていないが、同社代表取締役の青木優氏の説明では数千万円ほどの出資および同リゾートとの事業連携を推進することになるという。また、個人投資家で元コロプラの千葉功太郎氏も出資者として今回の資金調達ラウンドに参加したことも併せて教えてくれた。

MATCHAは9言語(日本語、英語、中国語簡体字、中国語繁体字、韓国語、タイ語、インドネシア語、ベトナム語、やさしい日本語)に対応した訪日旅行者向けの情報サイトで、現在の月間ページビュー数は320万。15人ほどの体制で独自の編集部を持ち、訪日外国人が訪れたい観光地や地域、訪日客向けの商品や店舗などの情報を取り扱っている。

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主な事業は広告で、地方自治体や企業などがクライアントとして同社のメディアに出稿している。また、単なる多言語対応のガイドメディアだけに終わらず、「やさしい日本語」のように言語にルビをふることで、日本語や文化を学びたいというユーザー向けの情報発信も推進しているのが特徴。

同様のサービスとしてはJapan GuideやJapan Infoなどがあるが、キュレーション(既存情報のまとめ)方式はとらず、基本的に専属の編集メンバーが取材等を通じて情報掲載を実施している。また、それ以外にも全国に海外向けの情報を発信したいという数十人規模のコントリビューターネットワークを有しており、彼らと共に情報発信を手がけている。今回提携を発表した星野リゾートとは国内に保有する施設や周辺観光地の情報をMATCHAを通じて発信する。

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