Metromile、自動車センサーが収集したデータを使って保険請求プロセスを自動化する機能「Ava」を発表

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Metromile AVA のシステム
Image Credit: Metromile

自動車保険サービス Metromile は、保険請求の審査と支払いのプロセスの速度を上げるために設計された、同社いわく「史上初」の自動請求システムを発表した。

Metromile の AI をベースにした新しい請求アシスタントは「Ava」という名称で、請求者の詳細情報を集めたり、支払い手続きをするために従来求められていたマニュアルの手順を削減することができると謳う。

2011年に創業した同社は、米国の主要州の多くで展開している。同社は、Metromile Pulseと呼ばれるデバイスを提供している。ドライバーが車に接続すると、運転中の時間をモニターできる機能をもつものだ。このデバイスに接続すれば、Metromile は実際の運転時間に基づいて保険を提供することができる。これは、Uber のようなライドシェアリングサービスには最適で、以前 MetromileはUber とも提携して、運転中の時間だけドライバーが保険を支払えるようにしたこともある。

Pulse から集められた同様のデータを使って、Ava は事故の状況を再構築して何が起きたのかを確認することができる。そのデータがドライバーが主張する内容を裏付けるものであれば、同社いわく「数秒以内に」自動で支払いを承認するのだという。

Ava がつじつまが合わない情報を検知した場合は、フラグがつき、社内の請求チームで人間のレビュワーに共有される。Awaは当初は「特定の請求タイプ」の対応のみが可能であるという。

Metromile は創業からこれまで、2億ドル強を調達してきた。調達した現金の一部は、Mosaic Insurance Company という保険提供者の買収に使われている。

請求プロセスの促進のために自動化と AI を活用している保険会社は他にも存在する。Lemonade はチャットボットを使って、請求者に対して請求プロセスのガイドを提供する。Sure は AI ベースの「ロボ仲介者」を使って、ユーザーに最適な保険のアドバイスをしている。

(本記事は抄訳になります。)

【via VentureBeat】 @VentureBeat

【原文】

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