アメリカのオンライン決済企業 Stripe は本日(原文掲載日:7月10日)、Alipay(支付宝)および WeChat Pay(微信支付)との提携契約を締結することで中国のモバイルウォレットエコシステムに進出すると発表した。Stripeはすでに、BitCoin、ACH payments その他主要なクレジットカード、デビットカードを通じた決済をサポートしている。
声明では次のように述べられている。
当社は本日、Alipay および WeChat Pay の世界的なサポートを導入いたします。これにより、25ヶ国超におよぶ顧客の皆様にはこの2つの決済手段を積極的に利用している何億という中国人消費者とつながることができるのです。
Alipay と WeChat Pay は、Sources という Stripe の統合 API を通じて利用できるようになる。これは、1回の統合であらゆる決済手段を受け入れるものだ。Stripe のユーザは Alipay で繰り返し行われる決済もこなすことができるため、スムーズなユーザ体験が実現される。
同社は香港オフィスも正式に開設した。ここでは Stripe Radar のほか、Custom アカウント、3D Secure サポートを現地ユーザが利用できる。香港のユーザは通貨換算をすることなく、現地の米ドル対応の銀行口座に支払いを受けることもできる。
Stripe は現在25ヶ国で操業している。同社の投資家には、Sequoia Capital、Andreessen Horowitz、PayPal の共同設立者 Peter Thiel 氏、Max Levchin 氏、さらには Elon Musk 氏らがいる。
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