ロンドンを拠点に、拡張現実ディスプレイ技術を開発する WaveOptics が、二度目の資金調達ラウンドで1,550万ドルを調達した。
今回のラウンドには Gobi Ventures、Touchstone Innovations(400万ドルの貢献)、Robert Bosch Venture Capital、Octopus Investments が参加している。テックアドバイザーの Digi-Capital によれば、AR のマーケットは2021年には830万ドルになると見込まれている。
より広角の視野と輝度の高いフルカラーのイメージを可能にする、一連の新しいARディスプレイ技術を開発することによって、WaveOptics は AR マーケットを刷新しようとしています。
WaveOptics のマーティン・ハリマン会長はこのように発表資料上でコメントしている。また、同社によれば英国内の資金調達規模では今年最大であるという。
WaveOptics は AR ヘッドアップディスプレイ向けの光導波路技術とモジュールを開発している。こうしたディスプレイによって、人々は見ているものの上に関連したデータが掲載された世界を見ることが可能になる。
多くの主要メーカーがフル AR システムを開発している一方で(光学、センサー、カメラ、ヘッドマウントユニットなど)、WaveOptics は AR 体験を向上させるための基礎となる光学の開発に注力している。
WaveOptics の技術の中心となつのは、ガラスでできた(将来的にはプラスティックかもしれない)レンズの周辺に位置するマイクロディスプレイから光を取り込むことができる光導波路である。複雑なプリズムや鏡、希少な材料に依存していた従来の技術とは異なり、WaveOptics の光学設計は、光導波路のホログラム物理とフォトニック結晶を利用して、優秀な光学パフォーマンスと軽いデザインを可能にするのだと同社はコメントしている。
WaveOptics は、2014年に Sumanta Talukdar 氏と David Grey 氏が創業した。
(本記事は抄訳になります。)
【via VentureBeat】 @VentureBeat
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